7月最後の日。
富山は長い曇りと雨の続いた空から
ようやく真っ青な空と暑い日差しのお天道様が
顔を見せてくれました
お米は、お天道様が十分にないと 美味しく実りよく育ちません
長く長く 待ちに待った梅雨明け
農業は自然に大きく頼っている仕事
不安定であると思う方も多いでしょう
それでも いつかは梅雨が終わり いつかは風はやむ
寒く凍えそうな季節も それでもいつかはまた春がやってくる
四季 という まぁるい時間に包まれている仕事です
私はこの木の年輪みたいに
同じ季節を生き
ちょっとずつ幹が太くなっていく
大地に根差し
そんな生き方ができる里山農業が大好きです
今 世界は光の見えない 先の読めない 薄暗い道をずっと歩いています
いつかは終わる、そのいつかが見えない
これほど不安なことはないです
人が 多くの菌に支えられ生きている
菌は 人よりも早く進化を遂げ続けている
自然に抗うことが難しいことは何度も実感してる
顔を上げて目の前を見つめる
今 私ができることはなんだろう
自然から目を背けずに やはり地を耕し人の力となる食料を生産すること
もう一つ 街ではない森に寄り添う里山という場所ごと 伝えることも大切かと思う
今だから 出来ることがあるはず