令和七年八月七日


久々のブログ更新です。


六月下旬から高野山の寺院で勤めておりまして、多忙ながらも心穏やかに毎日を過ごしております^^


今日は1日フリーのお休みだったので、お大師様ゆかりの地へ行ってみる事にしました。



高野山の奥の院から東へ進み、高野天川線を約40km走って天河辨財天社に到着。


お大師様は高野山の開山に先立って大峯で修行をされましたが、その中でも最大の行場が天河社であったそうです。



一の鳥居を進み、すぐ左手にある手水舎でお清めをします。



二の鳥居の先は石段が続いています。



参拝は右側通行です。



石段を登って、本殿へ向かいます。

ちょうどご祈祷が始まったようで、祝詞を奏上する宮司さんの声が聴こえてきました。



本殿の前では狛犬さんが睨みをきかせています。



歴史を感じる狛犬さんです。



本殿の左手前には五社殿があります。

手前から順に、

「龍神大神」

「大将軍大神」

「大日孁貴神」

「天神大神」

「大地主大神」

がお祀りされています。



本殿のご祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)で、辨財天様としても信仰されています。


拝殿には辨財天様のご真言の書かれた札が掲示されていました。

ご真言を7回唱えてお参りさせていただきます。

「おん そらそば ていえい そわか」



境内には護摩檀もありました。

神仏習合の影響が強く残っているようです。



宝物庫には、お大師様直筆の写経が今も保管されているそうで、公開される事があれば拝ませていただきたいものです。



神社なのに東寺のポスターも掲示されていました。

さすがはお大師様ゆかりの地ですね!





最後に、天河社の向かいにある「来迎院」へお参りさせていただきます。



現在は真言宗醍醐派の寺院で、ご本尊は千手観音様のようです。

「おん ばさら たらま きりく」



来迎院の境内には、お大師様のお手植えと伝わる大銀杏の御神木があります。

高さは35mで、県の天然記念物に指定されています。



御神木に触れて、パワーをいただきました。



お参りの後は、近くにある天の川温泉へ立ち寄りました。



天然の炭酸泉を薪で沸かしているそうで、よく温まってお肌もすべすべになる良いお湯です。

平日昼間なので貸切状態で、ゆっくりと温泉を堪能させていただきました^^



高野山から日帰りで出かけるには車での移動が必須なので、巡礼遍路には程遠い内容の記事になるかもしれませんが、これからも時間の許す限りお参りの旅を続けていきたいと思っています。


ご覧いただきありがとうございました。


合掌