令和六年六月二日


いつもの巡礼メンバーで、今回は滋賀県の札所へお参りしてきました。


最初に向かう第十二番札所はお山の上なのでタクシーを利用するのも良いかなと思っていたのですが、みんな頑張って歩くと言うので、石山駅から京阪バスに乗って岩間山方面へ向かいます。



石山駅から15分ほどで、中千町バス停に到着。



ここから岩間寺までは歩きだと約1時間かかるので、バス停のすぐ近くにあるコンビニで飲料水を調達しておきます。

天気も怪しくなってきたので傘も購入しておきました。



交差点の角にある道案内を見て、岩間山へ続く道を進みます。



半田橋を渡ります。



しばらくは平坦な道なので、同行人の足取りも軽やかです。



道中左手には花菖蒲が咲いていました。



鳥獣供養塔の建つ地点から、岩間寺まで延々と上り坂が続きます。



京滋バイパスに掛かる岩間橋を渡ります。



しばらく進むと、ショートカットの遊歩道と車道との分岐点があります。



もちろんショートカットの道を行くよね!

と、みんな意気込んで記念撮影。

まだまだ余裕の表情です^^



ショートカットの道は急勾配で苔むしているので、滑って転ばないよう慎重に登りましょう。



以前から気になっている謎の遥拝スポット。

この先に神社か祠でもあるのでしょうか?



ガードレールには道しるべシールが貼られています。



奥宮神社の鳥居が見えてきました。



鳥居の前で記念に一枚。

奥宮神社は鳥居から先の参道を1km進んだ所にあります。



少しずつ標高が上がってきました。



道中にお祀りされている仏様へ手を合わせ、こちらでも記念撮影。



標高が上がると、道の勾配もきつくなってきます。



同行人の足取りも重くなってきました。

ここまで来ればあと少しだから頑張って!



ノムラモミジと石灯籠が見えてきたら、間も無くゴールです。



無事に山上まで登って来る事が出来ました^^

巡礼道を通り過ぎる車は他府県のナンバーが多く、みなさん遠方からお参りに来られているようです。



受付で拝観料をお納めし、鐘楼で鐘をつかせていただきます。



山内に鐘の音が響き渡ります。



鐘楼の前におられるぼけ封じ観音様へご挨拶。



金剛力士様の前で一礼し、参道を進みます。



吽形の金剛力士様



阿形の金剛力士様



そしていつものように、ど真ん中で記念撮影。



手水場でお清めをします。

かわいらしいかえるさんも置かれていました。



境内で飼育されているめだかさん。



それでは本堂へお参りさせていただきましょう。

納経所で拝観券を提示し、堂内で正座し心静かにお勤めをさせていただきました。

「おん ばさら たらま きりく」



今回納経所で対応してくださったのはとても感じの良いお坊さんで、納経後に岩間寺InstagramアカウントのQRコードが印刷されたカードをいただきました。


悪天候時には拝観休止になる事もあるため、Instagramのページを見ればリアルタイムで最新情報を見る事が出来るようになっていると教えてくださいました。

ありがとうございます^^



本堂のお参りを終えると、天気が急変して大雨が降り始めました。



境内にある自販機でお菓子が販売されていたので、塩分補給のためにプリッツを購入。



境内のテントで雨宿りをしながら、美味しくいただきました^^



雨が止んだので、山を下って次の札所へ向かいます。



落石防止柵の基礎コンクリートには苔がびっしり。

天空の城ラピュタのワンシーンを思い出します。



雨上がりの巡礼道は靄がかかって、幻想的な雰囲気でした。

急な下り道をみんな頑張って歩いています。



大津の街並みを眺める事が出来る展望ポイント。



岩間橋まで下って来たら、あとは優しい道なので安心です。



登りでは気付かなかった、岩間寺を示す道標を発見。



「左 岩間寺道」と記されています。



石山寺まで巡礼道を歩く場合は、こちらの分岐点を左折します。

今回はバスに乗るので真っ直ぐ進みました。



中千町バス停に到着。

バスが通る4分ほど前で、ベストなタイミングでした。

ここを通るバスは1時間に2本なので、スケジュール調整は大切です。



中千町からバスに乗り、5分ほどで石山寺山門前に到着。



岩間山を頑張って登ってお腹が空いたので、こちらのお店でランチタイムにしました。



琵琶湖で採れたしじみの釜飯セットをいただきます。

注文を受けてから炊き上げるため少々時間がかかりますが、炊き立てのご飯は実に美味でした^^



お参りした土地の名物グルメにご満悦のアラフォー巡礼↓笑



食後のデザートその1

石山寺プリン本舗のほうじ茶ソフト。



デザートその2

石山寺と言えばやっぱりこちらのお店です。



名物の石餅をいただきました。

白餅と蓬餅をねじり合わせることで絆を表し、石山寺の象徴である硅灰石に見立てた小豆餡が力強く乗せられたお菓子です。

実に美味でございました^^



石山寺の山門前で記念撮影。

参拝者が多くて注目を浴びるので、ポーズを決める余裕がなく直立不動でした。笑



長い参道を進んで、受付で拝観料をお納めします。



石山寺では現在、紫式部展も開催されているのでお得な共通券もありましたが、我々は巡拝券のみにしました。



石段を登って本堂へ向かいます。



広々とした境内には多くの伽藍が立ち並んでいます。



国の天然記念物に指定されている、石山寺の硅灰石。



階段を登って本堂へ。



紫式部さんへご挨拶。



「おん ばらだ はんどめい うん」

本堂でお勤めの後、内陣を拝観させていただきました。

ご本尊様は三十三年に一度しか開扉されない秘仏ですが、お大師様の作と伝わる不動明王像を拝ませていただく事が出来ます。



本堂のお参りを終えると天気が急変し、再び大雨になりました。

境内に入ってから天気が急変するのは神仏が歓迎して下さっている合図だという話を聞いた事がありますが、西国巡礼でこんな大雨に遭うのは始めてでした。


大雨の中、石山寺の広い境内を散策するのは大変なので、今回は本堂のみの参拝で打ち止めとする事に。



今回の巡礼ではたくさん汗をかいたので、最後の〆にラーメンが食べたい!という話になり、大津駅前にある近江ちゃんぽんのお店へ向かいました。



巡礼の後にいただく、肉と野菜たっぷりの近江ちゃんぽんは格別の美味しさです。



昼は琵琶湖のしじみご飯、夜は近江ちゃんぽんと、

お参りした土地の名物グルメも味わえて大満足の一日となりました。


最後にしっかりと「近江」をアピールするわたくし↓笑



次回は引き続き大津の札所からスタートし、京都市内へと向かう事になりそうです。


今後は気温も上がって来るので、無理のないペースで楽しみながら巡礼させていただきたいと思います。


今回も良い巡礼の旅になりました。

無事にお導き下さったお大師様、仏様、神様へ感謝申し上げます。


最後までご覧いただきありがとうございました。