令和六年四月二十八日
友人と共に西国巡礼で奈良へ行ってきました。
一度乗ってみたかった近鉄特急「ひのとり」のプレミアムシートが予約出来たので、大阪難波から乗車する事に。
八木から10分ほどで長谷寺駅に到着。
GWなので駅前は多くの人で賑わっていました。
ショートカットの階段を下って長谷寺へ向かいます。
まだ四月ですが、奈良は30℃超えの真夏日だったので友人は半袖半パンスタイルです。
165号線を横断して、旧初瀬街道へ。
まず初瀬街道沿いにある、番外札所の法起院へ参拝します。
本堂で徳道上人にご挨拶し、裏の御廟へお参りして西国三十三所のお砂踏みをさせていただきました。
山門前で記念撮影。
これからの季節は巡礼Tシャツスタイルです。笑
多くの店が立ち並ぶ参道を進みます。
西国第八番「長谷寺」に到着。
参道は大本山の風格を感じます。
立派な山門が見えてきました。
参道の右手にある、塔頭寺院の普門院へお参りします。
ご本尊はお不動様で、お姿を拝ませていただく事が出来ました。
小ぢんまりとした境内ですが、お庭もなかなか良い雰囲気です。
山門前の受付で拝観料をお納めし、399段の階段を登ります。
こんなに参拝者が多い時期に来たのは初めてです。
3/1から本堂と大講堂で特別拝観が始まっていますが、宗宝蔵も無料で公開されていて、普段は未公開の仏像や文化財を拝観させていただく事が出来ました。
本堂周りはすごい賑わいで、納経所にも行列が出来ていました。
ロウソク、線香、納め札、お賽銭をお供えし、御本尊様へお参りさせていただきます。
「おん まか きゃろにきゃ そわか」
本堂内には綺麗な牡丹の花が飾られていました。
本堂では御祈祷が行われていて、読経の声が響きわたりとても厳かな雰囲気の中で参拝させていただく事が出来ました。
お参りの後は、いつものように記念撮影。
次は本堂の裏手から、御影堂へ向かいます。
御影堂でお大師様へご挨拶させていただきましょう。
「南無大師遍照金剛」
快晴でお日様に照らされた五重塔も実に美しかったです。
最後に興行大師様へご挨拶。
階段を下って、大講堂へ向かいます。
門前で一礼し、大講堂へ。
重要文化財の長谷寺本坊。
今年の7/7まで、特別拝観をさせていただく事が出来ます。
本坊の案内板。
後ろに小さく見える本堂を背景に記念撮影。
一軒目は白酒屋。
店頭で実演販売をされていて、焼きたての温かい草餅をいただける、行列の出来る人気店。
白酒屋で、家族へのお土産用に箱入りを購入。
二件目は、地元の方の常連が多いという寿屋。
こちらはお餅がほどよい柔らかさで、小豆の風味がしっかりと感じられて実に美味でした^^
個人的にはこちらの草餅が一番好きかも。
三件目は宝園堂さん。
期間限定のよもぎ庵入りを購入。
こちらでは赤飯まんじゅうも買ってみました。
草餅三個に赤飯まんじゅう一個を食べ、けっこうお腹が膨れましたが、最後の〆に友人おすすめのうどん屋さんへ向かいました。
こちらのご主人様は香川で修行をされたそうで、本格的な讃岐うどんをいただく事が出来ます。
友人は鷄天ざるうどんをオーダー。
わたくしは冷たいわかめうどん+鶏天を単品でオーダー。
うどんが美味しいのはもちろんですが、わかめも鳴門産のもので、ご主人様の四国愛を感じる一品でした^ ^
ご馳走様でしたm(_ _)m
参道にはたけのこの無人販売所もありました。
次は長谷寺駅から近鉄線を乗り継いで、奈良駅へ向かいます。
近鉄奈良駅から徒歩五分ほどで法相宗の大本山「興福寺」に到着。
昨年から五重塔の修復工事が始まっていて、完了までは約八年かかるそうなので当面の間は東金堂の拝観が出来なくなっています。
西国第九番札所「南円堂」へ向かいます。
こちらも納経所前には大行列が出来ています。
南円堂のお参りは、昨年十月の特別開扉以来なので半年ぶりです。
一般観光客はあまり興味を示さないのか、南円堂の周りはさほど混雑しないのでゆっくりお参りが出来ます。
「おん はんどま だら あぼきゃ じゃやでい そろ そろ そわか」
南円堂の参拝後は、猿沢池方面へ下ってならまちへ向かいます。
奈良に詳しい友人お勧めの、こちらのお店でティータイムにしました。
奈良県産いちごの古都果、明日香の古代米、五條の当帰葉、奈良の美味しい薬膳食材が盛りだくさんの「ならまち豆花」をオーダー。
お参りした土地の特産品をいただけて大満足^^
セットのドリンクはタピオカ入りの黒糖ラテ。
こういうお店は1人じゃちょっと入り辛いけど、アラフォー男子が三人揃えば怖いものなしです。笑
最後に、行列の出来る人気店「中谷堂」でこの日5個目となる草餅をいただきます。笑
18:50発、難波行きの特急に乗って帰路につきました。
今回はお参りよりも食べ歩きがメインのような一日になりましたが、友人と共に楽しく巡礼が出来て実にありがたい時間を過ごす事が出来ました。
無事にお導き下さったお大師様、仏様、神様へ感謝申し上げます。
最後までご覧いただきありがとうございました。