昨年末から、友人が西国三十三所巡礼を発願したので、1番札所から順打ちでお供をさせていただく事になりました。
今回は紀伊国の巡礼記録を残しておきたいと思います。

第1回目は弾丸日帰りで紀伊勝浦へ。


特急くろしおの乗車前に、うめきた新駅で駅弁を購入。
特急列車での旅のお供に駅弁は欠かせません^^


姫路のえきそばで有名な、まねき食品の味づくし弁当は安定の美味しさです。


大阪から約4時間で紀伊勝浦駅に到着。


駅を出るとすぐ目の前に那智山行きのバスが停車しています。


徒歩巡礼だと那智勝浦から熊野古道を歩いて約4時間かかりましたが、バスだと僅か約20分程度で那智山に着きました。


約450段の階段が続く参道を登ります。


半分ほど登ると、左手に実方院跡と庭園があります。
ちょっと腰を降ろして休憩するのにもぴったりのスポットですね。


あと半分、頑張って登ります。
徒歩巡礼で大門坂から登るとキツいですが、バス停からだとこんなに短い参道だったかと思うほど楽々でした。


石段には下からの段数が書かれている所もあります。


参道沿いのお店では、水で冷やしたラムネが販売されていました。
夏場だったら絶対買ってガブ飲みですね。笑


世界平和の観音様が祀られたお堂まで来れば、あと少しです。


お参りして観音様と記念撮影。


さらに那智大社の鳥居前でも記念に一枚。


平日だったので参拝者も少なく、心静かにゆっくりとお参り出来ました。


山門で一礼し、青岸渡寺の境内へ入らせていただきます。


急な階段の先に本堂が見えてきました。


人が少なく静かな時に青岸渡寺へお参りさせていただくのは初めてでした。

「おんばらだ はんどめい うん」


おつとめを終え、友人は本堂内で納経帳を購入。
初めていただく御朱印に友人はご満悦でした^^


少し離れた所から眺める那智の滝と三重塔。


時間に余裕があったので、三重塔内の拝観もさせていただきました。


三重塔の最上階から眺める那智の滝と中年巡礼二人組。


石畳の急坂を下って那智の滝へ向かいます。


土産物屋が立ち並ぶ通りへ出てきました。


鳥居の先はさらに下り道が続きます。


あと少しで到着です。


那智の滝へ手を合わせ、お参りさせていただきます。


最後に那智の滝の御前にて記念撮影。


次は日を改めて紀三井寺駅へ向かいました。


駅を出るとすぐ正面に、紀三井寺の案内板があります。


参道の正面に朱色の楼門が見えてきます。


徒歩でのお参りは正面へ、ケーブルに乗るなら右方面へ進みます。


楼門の前には、紀三井寺の名前の起こりである三つの井戸水の一つ、清浄水が流れています。


お札に懺悔したいことがらを祈り込めて、霊水に溶かし、心の痛みを洗い流してから、福を招く観音様のおられる境内へ入らせていただきます。


友人は腰痛持ちなので、足腰に負担がかからないようケーブルとエレベーターで本堂へ向かいました。


本堂前の参道には、重文仏像公開中と書かれたのぼりが立てられています。


御本尊へ手を合わせ、おつとめをさせていただきます。

「おん まかきゃろにきゃ そわか」


おつとめを終え、納経を済ませてから大光明殿を拝観させていただきました。
殿内は音声案内に合わせて仏像がライトアップされ、近代的な仕組みになっています。


紀三井寺と言えば、日本一の大きさを誇る千手観音立像のおられる仏殿も欠かせないスポットです。


千手観音様と一体化の自撮り。
ちょっと悪のりしすぎました。笑


千手観音様の左手から、階段を登ると、仏殿の上階へ行く事が出来ます。
仏殿から眺める和歌浦の眺めもまた良いですね^^


次の札所へ向かう前に、和歌山駅で途中下車してランチタイムにしました。
和歌山のとんこつ醤油ラーメンは最高に美味しいです^^


和歌山駅からは、五条方面行きの列車に乗ります。


約30分で粉河駅に到着。


駅を出るとすぐ正面に童男大士像と、粉河寺の道案内があります。


粉河寺まで真っ直ぐ続くとんまか通りを歩きます。


参道沿いには、至る所に粉河寺までの距離が記された石碑が立っています。


石碑には、粉河寺の縁起や絵図も記されています。


中津川に架かる橋を渡ると、正面に立派な山門が見えてきます。


山門の左手前に、すごい存在感のあるご神木が立っています。


ご神木に触れて、パワーをいただきましょう。


粉河寺の山門は、西国三十三所で最大級の大きさです。
 

金剛力士様も実にご立派です。


大迫力の阿行様。


一礼して境内へ入らせていただきます。


お地蔵様の周りには、身代わり地蔵尊の御守りがたくさん並べられていました。


中門で一礼し、本堂へ向かいます。


粉河寺の本堂は西国三十三所で最大の大きさを誇ります。


粉河寺は堂内の拝観が可能なので、内陣でおつとめをさせていただきました。
「おん ばさら だるま きりく」



今回初めて、境内にある「あこ茶屋」へ入ってみました。


店主さんは元々料亭で勤められていたそうで、こちらのお店で食事をするために遠方から通われる方もおられるそうです。

ぜんざいをいただきましたが、これがまた絶品でした!
うどんも凄く美味しいとの事なので、次回お参りの際にはぜひいただいてみたいと思います。


友人は珈琲と大福のセットをオーダーしていましたが、付け合わせに何とだし巻き卵が付いていました。
すごく個性的な組み合わせですね。笑


無事に紀伊国の札所を打ち終え、最後は温泉へ立ち寄ってお参りの疲れを癒やす事に。

和歌山駅からバスでアクセス出来る所にある「ふくろうの湯」は天然の重曹泉で、有馬温泉に匹敵するくらいの実に良いお湯でした。


湯上がりにレモネードのシャーベットでクールダウン。


そして最後の締めは、またまた和歌山ラーメン。笑
一度行ってみたかった行列の出来る有名店、井出商店へ。


昼に食べたお店はこってり系でしたが、こちらは中華そばに近い、あっさりとした味わいでした。
これぞ元祖和歌山ラーメンですね!


紀伊国の札所は、観光も兼ねた楽しいお参りの旅となり友人も大満足の様子でしたが、次の札所はちょっと修行気分を味わう事になるかもしれないよーと、ちょっぴり脅しをかけておきました。笑

仏様、お大師様にお導きいただき、今回も良いお参りの旅が出来ました。

長い記事になってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。