令和五年十一月四日

前回の京都エリア西国巡礼は第十七番「六波羅蜜寺」で打ち止めになったので、友人と共に改めて京都へお参りに行ってきました。

今回は東福寺駅からスタートして、のんびりゆっくりと洛東エリアのお手軽徒歩巡礼です。


東福寺駅を出るとすぐ正面にある和菓子屋さん。
商売っ気全開で良い感じです。笑


道沿いのお地蔵様へ手を合わせ、道中の無事をお祈りさせていただきました。


住宅街で見かけた石碑。


泉涌寺道の交差点に出ると、今熊野観音寺への道案内があります。


案内に従って、東へ進みます。


泉涌寺の総門前で記念に一枚。
11月だというのに、この日の気温は27度。。
歩くと汗ばむくらいに暑かったので、上着を脱いで夏の巡礼スタイルに変更。笑


総門から今熊野観音寺の参道まで、300メートルほど緩やかな坂道を歩きます。


今熊野観音寺の参道入口から先は下り坂です。


灯籠の前にポツンと置かれている彫り物。


雰囲気の良い参道を進みます。


車巡礼の最難関の一つである「今熊野鳥居橋」
歩きの場合は何も恐れる事はありません。笑


古い道標も残っています^^


手水場でお清めをし、子まもり大師様にご挨拶させていただきましょう。


南無大師遍照金剛とお唱えしながら、お大師様の周りをぐるりとまわってお参りします。


本堂では堂内へ入ってお勤めをさせていただきます。

「おん まか きゃろにきゃ そわか」

今熊野観音寺はお参りの作法に厳しいところなので、被り物を脱がずに堂内へ入ると職員さんから注意されるので気を付けましょう。
納経所の対応も西国では最もクールかもしれません。笑


続いて大師堂へお参りします。


第十五番今熊野観音寺から、第十六番清水寺までは、約4kmの道のりです。
鳥居橋の手前から、右へと下る道が西国古道ルートです。


人通りのない道をしばらく進みます。


霊園を過ぎると、東山の住宅街へ続く道を下って行きます。


左手には、そば屋があります。
ネットでも高評価で、予約必須のお店のようですね。


東山の住宅街に入りました。


mapを見て気になった「剣神社」へお参りさせていただきます。


こちらも道中で見かけて気になったスポットの「Jizo House」
ゲストハウスのようですが、予約サイトを見るとなかなかのお値段でした。。


昨年徒歩巡礼をした時は道を間違えて東山トレイルコースの阿弥陀ヶ峰を歩く事になってしまいましたが、今回はしっかりとmapを確認しながら古道ルートを進みます。

今熊野小学校の旧校舎前を通り、智積院方面へと向かいます。


西国古道ウォーキングサポートの道しるべを発見!
京都市内で見たのはここが初めてです。


趣のある店構えのうどん屋さんもありました。
時間に余裕のある時はぜひ立ち寄ってみたいものです^^


京都女子大学前から少し西へ寄り道をして、智積院へお参りさせていただきます。


北門から境内へ入らせいただきましょう。


北門を入るとすぐ左手に本坊がありました。


まずは本堂へお参りさせていただきます。


御本尊は大日如来様。
智積院では光明真言をお唱えしてお参りします。

「おん おぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん」

堂内は新しい畳の良い香りがして、気持ちよくお参りさせていただきました^^


近畿三十六不動尊の札所になっている不動堂。
お不動様へご挨拶させていただきました。


修行僧の方々と出会いましたが、皆さん実に清々しいお顔でとても礼儀正しく、にこやかに挨拶をしてくださいました^^


恐れ多くも玄宥僧正様とツーショットを撮らせていただく、醜い巡礼姿のわたくし↓笑


智積院まで歩いて少し疲れたので、友人が作ってきてくれたおにぎりでランタイムにしました。


エネルギーチャージして、清水寺までもうひと頑張りです。
智積院総門の先には、お馴染みの府道113号線が見えました。


再び古道ルートへ戻り、府道116号線を東へ進みます。
道中右手には、法然上人二十五霊場「正林寺」の山門が見えます。


府道116号から分岐する柴谷通りを進み、


国道1号線の下を潜ります。


墓地の間を通るルートは避けて、舗装路の東山ドライブウェイを進みます。


この道から先へ進めば、清閑寺や清水寺へ行く事が出来ます。


人混みを避けて清水寺へお参り出来る、惟一のルートです。


清閑寺へと続く道の前には、歴史を感じる石仏が残っています。


開拓されていない山の中なので、古い道標も残っています。 
京都市内で最も徒歩巡礼気分を味わえる区間です。


清水寺の裏門が見えてきました。


裏門のあたりは全く人の気配が感じられませんが。。


境内はこの通り、遠目に見ても解るくらいに、恐ろしいほどの人で溢れかえっています。


週末とはいえ、あまりの人の多さに友人も拒否反応を示したので、清水寺は遥拝のみにさせていただく事にしました。

観光客も多いしインフルエンザも流行してきているので、清水寺は早朝か平日の少し落ち着いている時間帯にお参りする方が良さそうです。


清水山からの眺め。
京都タワーもはっきりと見えました。


本来なら、茶わん坂を下って六波羅蜜寺の前まで歩く予定だったのですが、人混みを避けるためにバスに乗る事にしました。

清閑寺山ノ内町までバスで来れば清水寺の裏門まですぐなので、徒歩巡礼でない時でもこちらからアクセスすると便利です^^


最後に、今回のNGショットを貼っておきます。

「大失態 したため忘れの 納め札」

今熊野観音寺の境内で慌てて納め札を書くわたくし↓🤣


お大師様、仏様に無事にお導きいただき、今回も良いお参りが出来ました。

最後までご覧いただきありがとうございました。