令和五年十月二十九日
友人を誘って、久々に吉野山へお参りに行ってきました。
今回は阿倍野橋から近鉄の観光特急「青の交響曲」に乗車します。
大阪阿倍野橋から吉野まで、運賃＋730円で乗車出来るコスパ最強の豪華観光列車です。
土日は一ヶ月前からネット予約争奪戦に参加しなければ取れないほど人気があります。
三両編成で、前後の車内はテーブル付きのボックスシート中心の座席配置になっていて、読書スペースもありました。
吉野行きの列車だけあって、本の品揃えも客層に合わせたラインナップになっています。
修験道関連の本が五冊もありました^^
真ん中の２号車は、ラウンジになっていて、売店では、軽食や飲み物、お土産類が販売されています。
吉野の到着時間は11:30なので、行きの車内で少し早めのランチタイムにしました。
豪華列車＋駅弁という最強コラボにご満悦のわたくし↓笑
大阪の駅弁人気No.1「旅の幕の内」
そして、秋の限定商品「きつねの鶏めし」
もみじ型に切られた人参や、栗が添えられていました。
観光列車でいただく駅弁のお味はまた格別ですね^^
ラウンジのカウンターでは、乗車記念証をいただく事も出来ます。
阿倍野橋から約１時間半で吉野に到着。
カッコイイ車両と記念撮影。
今回はケーブルに乗って山上へ向かいます。
駅から3分ほど歩いてケーブル乗り場に到着。
日本最古のケーブルで、小ぢんまりとした車両です。
約4分で吉野山駅に到着。
吉野山駅から、土産物や飲食店が立ち並ぶ参道を歩いて金峯山寺へ向かいます。
吉野一山の総門である「黒門」から先は聖域です。
一礼して通らせていただきます。
少し先へ進むと、立派な鳥居が見えてきます。重要文化財に指定されている、「金峯山寺銅鳥居」です。
鳥居から先へ進むと、左手に役行者様がお祀りされています。
役行者様へご挨拶させていただきましょう。
仁王門は当面の間、修復のため通る事が出来ません。
仁王門保存修理を進めるために、金峯山寺ではここのところ春と秋に秘仏のご開帳があります。
迂回して、南側の参道から蔵王堂へ向かいます。
蔵王権現様の御姿を拝ませていただくのは、今年は2回目です。
蔵王堂を背景に記念撮影。
そしてお決まりのやつ。笑
蔵王堂から先の参道も少し歩いてみました。
吉野山の寺宝巡りスポットになっているお寺もあるようです。
こちらは東南院。
多宝塔にお祀りされている大日如来様を拝ませていただきました。
吉野は葛を使ったお菓子や土産物を販売しているお店がたくさんあります。
食べ歩き用の葛湯を購入。
ほんのり甘くてほっこりとする味わいです^^
さらに先へ進むと、真言宗醍醐派の大日寺の看板が目に入ったので行ってみる事にしました。
こんな細い道を下って行きます。
こちらも寺宝めぐりのお寺のようです。
小ぢんまりとした本堂。
受付はありましたが、拝観料などの詳しい案内もなく、何となく入り辛そうな雰囲気だったので外から手を合わせるだけにしておきました。
帰りの列車の時間が迫ってきたので、最後に吉水神社へ参拝する事に。
狛犬さんが睨みをきかせています。
参拝するのは初めてでしたが、門を通った瞬間、強力なパワースポットである事をはっきりと感じました。
とてつもなく神聖な空気が漂う境内です。
元々は金峯山寺の僧侶が生活をする僧坊「吉水院」だったそうで、明治維新の際に神社に改変された事で吉水神社となったそうです。
お参りの作法は「二礼十七拍手一拝」
神社の作法にはあまり詳しくありませんが、これも唯一無二かもしれませんね。
お参りの作法に従って、十七の大神様へ手を合わせ、参拝させていただきました。
吉水神社は邪気祓所もあるようです。
邪気祓いの作法も丁寧に書かれていました。
境内には、弁慶が力試しで二本の釘を親指で石に押し込んだと伝わる「弁慶の力釘」もありました。
お賽銭をお供えして、弁慶さんのお力を頂戴いたしましょう。
まずは友人からチャレンジ。
続いてわたくしもチャレンジ。
お目汚し失礼いたしますm(_ _)m
弁慶さんのパワーにあやからせていただいて、調子に乗る坊主↓笑
桜の季節には絶景が楽しめそうな、「一目千本」も実に素敵なスポットでした。
帰りの道中、仁王門前の「萬松堂」で、名物の草餅をいただきました。
よもぎの風味豊かな生地と、甘さ控えめのあっさりしたこしあんのバランスが絶妙で、実に美味でした。
家族へのお土産に、10個入りも購入。
賞味期限は1日なので、買いすぎに注意です。笑
最後の締めは、吉野葛と黒蜜のパフェ。
たくさん歩いてお参りした後のご褒美です^^
帰りの青の交響曲に持ち込んで、美味しくいただきました。笑
今年の春に訪れた時は不動尊巡礼がメインだったので急ぎ足でのお参りでしたが、今回は約5時間、ゆっくりと吉野を満喫する事が出来ました。
次は春のご開帳と千本桜が見頃の時期を狙ってお参りしたいと思っています。
お大師様、仏様にお導きいただき、今回も良いお参りの旅になりました。
最後までご覧いただきありがとうございました。