令和五年九月三十日


西国第二十七番・圓教寺の奥秘仏ご開帳期間の最終日だったので、久々に書写山へお参りに行ってきました。


西国の札所では自宅から最も近いので、今回も自転車で向かいます。



電動アシストにグレードアップした「くみちょー3号♪」だと、約20分でロープウェイ乗り場に着きました。
いつの間にやら、自転車スタンドも新たに設置されています。


朝一のロープウェイ乗り場には、既に行列が出来ていました。


徒歩で山を登ると約一時間かかりますが、ロープウェイだと楽々の4分で山上駅に到着。

マイクロバスも出ていますが、ここからは参道を歩いて摩尼殿へ向かいます。


まずは鐘楼で鐘を突かせていただきます。


鐘楼から先は、西国三十三所の観音様がお祀りされた参道を約1km歩きます。


約半分登った所の展望台からの眺め。
天気は良いのですが、すこし霞んでいて見晴らしは今一つでした。


仁王門に到着。
小学生の頃、林間学校の肝試しで恐ろしい目に合った思い出の場所でもあります。笑


一礼して、仁王門の裏で記念撮影。
最近、折り畳みタイプのスマホに変えたので、このようなアングルの写真も簡単に撮れるようになりました^^


朝一番の摩尼殿は、まだ人も少なくとても静かです。


摩尼殿を横からも撮影。


入口には奥秘仏ご開帳の案内板が立てられていました。
地元なのでいつでも行けると思っていたらあっという間に最終日が来てしまったので、滑り込みセーフです。


摩尼殿の回廊でも記念に一枚。


ローソク、線香、納め札、お賽銭をお供えし、外陣でお勤めをさせていただきます。


納経を終え、いよいよ奥秘仏の如意輪観音様とご対面です。
圓教寺は写真撮影OKなのでありがたいですね^^


ご本尊の如意輪観音様の前に、奥秘仏の小さな如意輪観音様が鎮座されていました。
ガラス越しなので光が反射してしまいますが、間近へ行って拝ませていただきました。


圓教寺御開山である性空上人が桜の霊木に生木(根のついた生きた木)のまま彫られた如意輪観音像が摩尼殿の本尊でしたが、1492年に焼失。

今回公開された奥秘仏は、上人の生木如意輪観音像と同木の如意輪観音像で、2006年に発見されて以来初めての公開だそうです。

実にお美しい御姿でした。


次は、90年ぶりに摩尼殿から大講堂へ移動された四天王様を拝観させていただくため、摩尼殿からさらに五分ほど山道を歩きます。

 
千年杉の前でも記念に一枚。


映画ラストサムライのロケ地にもなった、大講堂エリアに到着。
お堂と青空のコントラストが良い感じです^^


大講堂の中へ入らせていただくのは初めてです。


中央に釈迦三尊像、そして両脇に90年ぶりにお戻りになられた四天王様がおられました。


右から撮影。


左から撮影。


持国天様と多聞天様。


増長天様と広目天様。


堂内はライトアップされているので、背後に映る仏様の影も見どころです。


大講堂の内陣の動画撮影もしてみましたので、良かったら御覧ください。


大講堂の拝観を終え、記念に一枚。


最後に奥の院へ向かい、性空上人様へご挨拶させていただきます。


開山堂のお参りは二年半ぶりです。
現在、開山堂内の納経所は廃止になったようです。


お参りの後は、いつものように圓教寺名物の力餅をいただきました。
姫路の老舗「江戸屋」さんが作られているので、実に美味なんですよ^^


今回、参道沿いの観音様の写真も全部撮ってみました。
圓教寺のご本尊様を除き、全部で32躰おられます。









圓教寺奥秘仏の如意輪観音様は、今後公開の予定はないとの事なので、期間中にお参り出来なかった方にも、少しでもご覧いただけましたら幸いです。

元々は大講堂におられた四天王様が90年前に摩尼殿に移られた理由等、詳しくは以下のリンク先に書かれていますので、良かったらこちらも合わせてご覧ください。


今回も良いお参りが出来ました。


無事にお導き下さった仏様、お大師様へ感謝申し上げます。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。