令和五年八月六日


今回は青春18切符を利用して、滋賀県へお参りに行ってきました。


広島から来られた寺友さんと地元で合流し、新快速に乗車して10:53に近江八幡駅到着。



北口の6番乗り場から、長命寺行きのバスに乗車します。


約25分で長命寺バス停に到着。
一時間に2本程度の運行なので、駅からのアクセスは容易です。


だがしかし。。
皆様よくご承知の通り、ここから先は808段の階段が参拝者の行く手を塞ぎます。


「是よりくわんおん六丁」
と刻まれた石柱が脅しをかけてきます。笑


今日も熱中症警戒アラートが出ているほどの暑さなので、上りは体力の消耗が激しい石段はパスして新参道の坂道を進む事にしました。


登り初めてすぐ右手に宿院「妙覚院」があります。


道中にはショートカットで登って行けそうな山道が数ヶ所にありましたが、かなり荒れていてちょっと進めそうにない感じでした。


こちらは塔中寺院の真静院へと続く道のようで、長命不動明王と刻まれた石標が建っています。


真静院の石標は藪に埋もれかけていました。


少し進んだ所におられるお不動様へ手を合わせます。


新参道は少し遠回りにはなりますが、緩やかなアスファルトの坂道でとても歩きやすいです。
車でアクセスされる参拝者にはお馴染みの道ですね。


急斜面に祀られている仏様もおられました。
手すりがありますが、危険なので登るのは止めておきましょう。


道案内の看板の所まで来れば、あと少しで到着です。


車だとこの分岐点から右手の駐車場までしか行けませんが、我々はさらに左手の坂道を進みました。


最後の坂道が少し勾配がきついです。
麓からのんびりゆっくり登って約30分ほど経過し、もはや汗だくだくです💦笑


寺友さんはお杖無しで頑張っていました。


わたくしはトレッキングポールを使って楽々の四足歩行↓笑



坂道を登りきると、正面に鳥居と本堂が見えてきました。


まずは鐘をつかせていただきましょう。


長命寺の鐘楼は1608年に再建されたもので、重要文化財に指定されているようです。


鎌倉時代に造られた鐘は実に良い音色です。
動画も撮ったのですが、何故か著作権違反と表示されてアップロード出来ませんでした。


鐘楼からさらに少し登って、太郎坊大権現方面へ向かいます。


お社は急斜面の上にあるので、下の遥拝所からお参りさせていただきます。


遥拝所から後ろを振り向けば、美しい琵琶湖の絶景を眺める事が出来ます。


遥拝所と琵琶湖のツーショットも撮影。


曇り空でしたが、実に美しい眺めです^^


遅くなってしまいましたが、ご本尊の千手観音様へお参りさせていただきます。

「おん ばさら だるま きりく そわか」


続いて、三仏殿のお薬師様、お釈迦様、阿弥陀様へご挨拶させていただきました。


長命寺のランドマークである三重塔。


帰りは石段の参道を下ります。


逆ルートなので、振り返りながら写真撮影。


長命寺の石段は段差が大きいので苦手です(^^;


一直線に続く長~い石段。


切り株の上に祀られた仏様。


夏なのでかなり草が生い茂っていました。


やっと麓に着いた!?
と思ったらまだ中門です。笑


中門の前には休憩所と、西国古道ウォーキングサポートから寄付されたベンチがありました。

徒歩巡礼で長距離を歩いた後にこの石段を登るのは相当キツイでしょうね。。


途中で分岐点もあったのでどこへ続いているのか気になりましたが、散策はまたの機会に。


麓に近いところの階段は不揃いでとにかく段差が大きく、とても歩きにくいです。
個人的には桑実寺や観音正寺の参道よりもキツイと感じました。


歴史を感じるたくさんの仏様。
いつも見守って下さり、ありがとうございます。


808段、無事に降りて来る事が出来ました。
もう膝がガクガクです。。


お参りの後は長命庵で食事をしようと思っていたのですが、満席で蕎麦も売り切れとの事でした。
夏場なので人も少ないかと思っていましたが、大繁盛でした。

出来れば長命寺温泉にも立ち寄りたかったのですが、今回は時間がなかったのでまたの機会に。


青春18切符は残り三回分ありますが、引き続き滋賀県の札所をお参りしようと思っています。

真夏に長命寺のお参りはやっぱりキツかったですが、しっかりと塩分・水分補給もしたので熱中症でぶっ倒れる事もなく、良いお参りが出来ました。

無事にお導き下さったお大師様、仏様へ感謝申し上げます。

最後までご覧いただきありがとうございました。