お遍路の区切り打ちをするなら、アクセス的に最も難所となるのが高知南西部〜愛媛南部エリア。


札所間の距離も離れているので公共交通機関+歩きで巡るには相当な時間とお金が必要だし、寒い季節にレンタルバイクで巡るのもなかなか大変。。


お遍路は出来る限り人の手を借りずにまわりたいと思っているのですが、今は四国デスティネーションキャンペーン中でとてもお得なチケットが発売されているので、JR四国のお遍路ツアーに参加する事にしました。


今回はsetowaというアプリ限定で発売されている「香川愛媛ワイドパス」を利用したので、¥6000でエリア内の特急列車が乗り放題です。




集合時間は10:15松山駅。
当日の朝に地元から出発した場合、少しでも電車が遅延するとアウトなので、余裕を持って夜行フェリーを利用する事にしました。

まずは神戸港1:00発のジャンボフェリーで高松港を目指します。


所要時間は4時間半ほどですが、少しでもぐっすり眠っておきたいので個室を利用しました。

乗船料+個室料を合わせても、ビジネスホテルに一泊するくらいのお値段で関西から高松へ行けてしまいます^^



船内の売店は深夜でも営業していて、夜食にうどんを食べている人も多かったです。

香川行きの船なので本格的な讃岐うどんが味わえるのか少し気になりましたが、就寝前だし今回はパスしておきました。笑




船内に男性専用のお風呂もあります♨



ゆっくりお風呂に浸かった後は、布団に入ってぐっすり眠っている間に高松港に到着。

フェリー乗り場から出ているシャトルバスに乗って高松駅へ向かいました。

こんな早朝に高松駅へ来たのは初めてです。


6:00発の特急いしづちに乗って松山駅を目指します。



高松から松山まで約二時間半の列車の旅。
車内は混雑する事もなくとても静かで、快適に過ごせました^^
途中の伊予西条には7:30頃に着くので、朝一で横峰寺へ行きたい時にもこの便に乗るのがベストですね。

電車は定刻通り8:36に松山駅に到着。


集合まで二時間ほど余裕があるので、駅前にある日帰り温泉施設「喜助の湯」へ行きました。

朝5時から営業しているので、10時までは割安料金で朝風呂に入る事が出来ます♨

道後温泉と同等の泉質で、いいお湯でした^^



さて、今回のお遍路の旅は難所として名高い第四十五番札所「岩屋寺」からスタートです。



まずは参道入口から橋を渡って山門まで急な坂道と石段を登ります。




山門に到着。
山門の先には更に長〜く急な石段が見えていてテンションが上がります。笑



途中に平坦な道もあるので、石段を登っては少し歩いての繰り返しです。










道中には神秘的な雰囲気のスポットがたくさんあって心が癒やされます。











20分ほど歩いて本堂に到着。
岩屋と本堂が一体となっていて荘厳な雰囲気に圧倒されます。



穴禅定へのお参りも忘れずに。


この日の久万高原の気温は6℃でしたが、それでも岩屋寺をお参りすると汗だくになりました。

歩いて登るしかない距離が最も長いという意味では、四国一の難所と言われるのも頷けます。

でも先日西国の観音正寺を歩いて登ったところなので、こんなんじゃ物足りない!なんて思ってしまう私は少し感覚が麻痺してきているようです。。笑

岩屋寺を打ち終えた後は昼食タイムを挟み、逆打ちで44番札所「大宝寺」へ向かいました。







大宝寺の境内は銀杏の落葉が積み重って絨毯のようになっていました。
秋ならではの眺めですね^^

続いて、46番札所「浄瑠璃寺」へ。
ここからは順打ちです。








第四十七番「八坂寺」











第四十八番「西林寺」









以上、今回は5カ寺のお参りでした。

やはり最初に打った岩屋寺のインパクトが大きいだけに、他の札所は写真もほとんど撮らず、かなり手抜きになってしまいました。笑

JR四国のお遍路ツアーは、エリア毎の主要駅での現地集合、現地解散になっているので、北海道や関東から参加されている方もおられました。

企画乗車券を併用すれば、一般的な旅行会社のツアーに参加するよりもかなり安い費用で巡る事が出来るのでお勧めです。

来月は高知南西部の足摺岬〜愛媛南部の宇和島の札所を巡る予定なので、お大師様の御詠歌札集めもあと少しでコンプリート出来そうです。

ちなみに、御詠歌札の授与はコロナ禍の影響を考慮して、来年5月末まで延長される事になったそうです!

もう無理だと諦めていた方もあと半年あれば十分間に合うと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。