山崎ナオコーラ「ニキの屈辱」を読んだ


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ナオコーラさんは、今私が一番好きな作家さんです。



日本で現在最も大きな文学賞といえばおそらく
芥川賞、直木賞となるでしょう



その違いは一般に

芥川賞…純文学
直木賞…エンターテイメント

と言われている。



私の中で

純文学とは、文章表現や人の内面性に重きを置いたもの

エンターテイメントとは、ストーリー性を重視したもの


という認識があるので
好みで言うと芥川賞系の作品の方が好きです


最近ではその境界線も曖昧になってきている、とのことですが。





さて「ニキの屈辱」


相変わらずナオコーラ節は健在で
楽しめました。



文章表現における個性、という面でバリバリにそれがある


すごいなぁと感嘆します。




ここからはネタバレになるかもしれませんが、特に



汚名を返上したい、

小さないくつもの失敗を
何度も会うことで気にしなくなっていけそうで、何度も会いたくなる。

インターバルが空かなければ、いちいち反省することもないし、
一回一回に緊張しなくても済むようになるはずだ。

(文章ままではないです)


という部分が
「あぁ~わかるなそれ」と激しく共感して心に残っています。




あとは
カップルが別れ話の最中に

そこで、お互いのセックスについて責め合うところ。



リアルでもあり、
シニカルなおかしみがあって面白かった




なんと言っても
私が惹かれてしまうのは


エンターテイメントではスッパリ削られてしまいそうな
何気ない会話だったり遣り取りだったりの細かな描写です。




普段なかなか再読の習慣がない私ですが
ナオコーラ作品においては、何度でも読み返したくなります。




まだ語り足りなくはありますが
ダラダラと続いてしまうのも申し訳ないのでこの辺にしておきます。



m(_ _)m



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