日本のランニング界にとって腰高神話は永遠に不滅なのでしょうか?テレビのレース解説でも頻繁に発言され、私にとっては耳障りな言葉になっています。

 

 

 

私自身は腰高フォームについて、過去の投稿で何度も疑問を投げかけています。おさらいになりますが、腰高が良いとする理由は下記のようになります。

 

・体が軽くなり楽に走れる

・ストライドが伸びてスピードが出る

・上下動が少なくなり、ピッチが増える→タイムが速くなる

・太ももの疲労が少なく、腰やひざなどの負担が減る

 

いずれも感覚的な話で理論的な説明にはなっていません。いわゆる腰高が常識ということになりそうです。

 

試しにネットで『腰高 否定』で検索してみました。

 

 

 

結果は私のブログがワンツーで、スリーの方までは否定派ですが、以降は肯定する内容がほとんどでした。

 

 

 

アフリカ人の長距離トップランナーには腰高はほぼ存在しません。日本では大迫選手が腰高の見本とされることが多いと思いますが、フォアフォットと合わせて腰高の選手は増えているように思います。

 

 

 

2022年の東京マラソンで上位に入って選手の動画になりますが、着地時に腰がかなり落ちていることがわかります。このような事実が完全に無視されて、トップランナーだけでなく市民ランナーについても腰高で走ることが正しいとされているのは不思議です。腰の落ちたフォームが悪いとされ、単純に腰高が良いという理屈にしか思えません。

 

 

 

腰の落ちたフォームは重心が後ろに残っているという固定観念があり、アフリカ人トップランナーのように重心が脚に乗った状態で、腰が落ちることは想定していないからではないかと思っています。理由は日本人ランナーの多くがこの姿勢を取ることが難しいからではないかと推測をしています。

 

腰高のフォームを不定するだけでは何をいっているんだといわれそうですが、腰の落ちたフォームを続きとしてさらに検証をしたいと思います。