EOS-1D X Mark IIIの導入で、業務供用できるフルサイズ機が3台となりました。
その一方で訳あってボディを1台処分することとなり、長年使ったEOS-1D Mark IVをここで手放すこととなりました。
いろいろな状況の中で、今回はEOS-1D Mark IVを放出したのですが…。
それは何故か、というお話をば。
新機種は価格が高く、少しでも費用の足しにするにはどれか機材を手放さないとならないことが多々あります。
EOS-1D X Mark III。量販店価格はおろかCPS優待販売でももちろん高く、ともに自分の想定価格をやや上回っておりましたが、売却価格の期待できるEOS-1D Xを放出して費用の足しにするということはしませんでした。
前述の通り業務機の3台化で使用2予備1のローテーションを組める体制にするため、初めから放出するつもりなどさらさらなかったのです。
初代のEOS-1D X。まだまだいけます。
メーカーサポート期限を2022年11月に迎えてしまいますが、それまでにもう一度シャッター交換で延命を図る予定です。
さてその一方で、件のEOS-1D Mark IV。
3年前にEOS 5D Mark IIIに取って代わられ常用機ではなくなり、ライトな仕事では時折出番もあったものの、その後はAPS-Hという特殊なフォーマットや年月経過による見劣りから使いづらさが目立ち、予備機として保有だけしてきました。
本当は優待販売時にCPSに引き渡す予定(本来はそういうルールです)でしたが、それもしなかった。
それ故に一時的にEOS-1Dが3台揃ってしまう事態になったので、記事中の画像のようになんとなく(というには意識して)並べて記録しています。
さてこういった形で手元に残ったとなると、使い道こそ本当になくなってしまった一方でカメラ専門店への売却という選択肢が出てきます。
CPSに渡せば査定ゼロ(CPSは査定をしてくれるところではありません)で現金化できなかったものが、市中の店ではこの機種にはまだまだ金額をつけてくれるのです。
そうした中で、新たに導入するEOS-1D X Mark IIIではメディアが変わり、CFexpressなる新規格が採用されました。
新たにメディアとカードリーダーを揃えなければならず、新しい規格なこともあって買い揃えるにはなかなか多額の費用がかかります。
売却益をそのメディア購入費用に充ててしまおう…ここまで長文をつらつら書いてしまいましたが、要するにそういうことなのです。
EOS-1D Mark IVは、新しいメディアを買うために売却されたという訳です。
売却益は数万円になりましたが、高値のCFexpressとカードリーダーで多くが消え、そして予備バッテリーも購入したため最終的には足が出ました。
2010年に購入してからメイン機の座にありバリバリ仕事をこなしてくれ、長く生活を支えてくれたEOS-1D Mark IV。
意外とあっけない別れになってしまいました。
生活を支えてもらった恩義は計り知れず、また思い入れもなくはないが、それでも道具は道具。
曲がりなりにもプロとして仕事でやっている以上、時代時代で要求する水準に応えてくれる、いわば「使える」(このニュアンスは大事ですよ)機材でなければ価値は見出せません。
そしてメーカーサポートが既に期限切れになっていることも、放出するかどうかの判断材料になりました。
故障したら修理不能でそこで終わり。経年劣化から突発的に故障するリスクも高くなることから仕事にも投入できない。
総合的にEOS-1D Mark IVは、2020年現在では業務使用に耐えないと判断したことになります。
ちょっとね…。
情では機材を手元に残せませんでした。
よく言えば合理的とも言えますが、一方でシビアな判断になってしまったとも言えます。
情と言っても、全く使われずに埃を被るだけの不遇が果たして情と言えるのか。
道具はあくまで道具。僕が欲しいのはあくまで最終的なアウトプット。使用に耐えなくなってきたら可能な範囲で更新を進めていく。そうすれば常に良好なアウトプットを得られる。
僕もフリー稼業10年でやっと少しはプロらしい考えになってきたのかも知れませんね。











