珍しくラインではなく電話がかかって来た。
「Lost my wallet」
え?え?今なんて言った?
Walletって…え?財布? えぇー![]()
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状況を既に受け入れて、落ち着いた口調で報告してきた夫だが、私の頭は一瞬にしてパニック。
「So, what’s the next step?」と聞いてくる夫にまず駅員さんを探すように伝え「見つかったら私が通訳するからまた連絡して」と指示。
ところが、その連絡を最後に夫とは長い間 音信不通になってしまった。
実はこの日も、夫は電車を乗り間違えていた。
横浜駅から地下鉄のブルーラインで新横浜駅へ帰るはずが、うっかりブルーのラインが入った京浜東北線に乗っていた![]()
「やっと座れた!」と満面の笑みの写真が送られて来たその背景に「次は川崎駅」という案内がチラリと見切れた。
なぜ川崎…?なんで?これはどう見ても東京(反対方面)へ向かっているではないか!
直ぐに状況が想像出来たので、途中の品川駅で降りて新幹線で新横浜まで戻るように指示を伝える。
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新横浜→品川→東京間の新幹線だけは何度も利用していたため
夫は新幹線という言葉を聞いて安心した様子だった。
ところが、ここでまさかの展開。
品川で新幹線のチケットを買おうとしたところ「あれ?財布が無い…」と気付いたのだ。
長い時間が経って、次に連絡が来たとき、夫はなんと横浜駅の鉄道警察にいた。
結論から言うと、品川駅の親切な駅員さんが警察と連携してくれたおかげで、夫の財布は横浜駅の鉄道警察に届いていることを探し当ててくれた![]()
(受け取りまでの道のりはなかなか大変だったが…
長いので割愛する)
とにかくポケットにあった小銭でなんとか横浜駅まで戻り、その後すぐに財布は無事に返却されたのである。
財布の中にはIDやクレジットカードのほか、日本円3万円ほどと米ドルが100ドルほどが入っていたそうだが
よく耳にする「日本の伝説」通り、何ひとつ失くなることなく、全てが元の状態で戻って来たという。
スバラシイ ![]()
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日本がいかに親切で正直な人が多い国か、あらためて証明された出来事であった。
言葉も通じない海外からの訪問者が、財布を落として困っていたところをこうして助けられたのである。
日本人の1人として少し誇らしい気持ちになってしまった![]()