筆者は、FP業務を始め21年近くになります。
振り返ってみれば
その時代を反映した相談もあれば、
不変のテーマと言っては大袈裟ですが、
コンスタントにいただく相談事項もあります。
そして、後者の相談では、
意図することなく
共通した結論に達することも多いです。
そこで、今回は、
その結論を導く過程で必要になる、
また、惑わされない
自分の人生を送るためにも、
人が出来て自分ができなくても良いことを、
検証していきます。
お伝えする内容は次のとおりです。
・節約の基本
・自分には不要
・身の丈に合った生活
・人を気にすることができれば余裕あり
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節約の基本
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切羽詰まった家計の状況では、
節約の概念は吹っ飛び、
生活をしていくがために、
買える値段の品物を見つける買い物をします。
一方で、住宅購入の頭金や老後の生活費を
貯めるために節約をする。
といったような、
買う物の選択肢があるなかでの節約は、
余裕の節約だと考えます。
この余裕の節約の基本は2つあります。
まず、家計簿を付けるなりして、
家計収支を把握して、
無駄なお金を使う、
浪費は避けるといった節約です。
2つ目に、使うことのない、
不要な品物を買い
買うことに満足することです。
このような不要なものを
衝動買いしない節約です。
つまり、節約の基本は、
単純に無駄使いをしないことです。
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自分には不要
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また周りの人が買っているから、
自分も買うのは避けたいことです。
必要以上の保障をつけた
生命保険や医療保険に加入して、
必要以上の保険料を支払うことが一例です。
つまり、その人にとっては
いくら良質な商品でもあっても、
自分にも必要なものか?
自分には不要なものか?
見極めてから購入することも大切です。
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身の丈に合った生活
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普段の生活では1ヵ月の間に、
10万円単位の買い物は、
するかしないかといった
生活をしていた家庭で、
たとえば、住宅を購入するときに、
商談の単価が、
住宅の購入価格を除いても、
10万100万円と単位が大きくなります。
それと同時に、普段は、
1,000円未満の品物を購入していたのが、
たまには2,000、3,000円位ならいいかと、
財布のひもが緩くなるのが続き、
気が付いたら家計支出が膨らんでいた。
と、新居に入居してから
嘆かれる家庭もあります。
ある一定の期間の借入金からの多額の出費を、
普段の出費と惑わされないように、
自身の家計での、
身の丈に合った生活が大切です。
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人を気にすることができれば余裕あり
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ある提案をすると、
「私のところと同じような生活をしている人は
どうしてます?」
と、聞かれることがあります。
他人の生活統計値を参考にすることは、
大切なことです。
しかし、外見は同じような家庭であっても、
収入も支出額、家族構成、ものの考え方など、
すべて同じ家庭はありません。
この記事の冒頭に戻りますが、
人を気にすることができれば、
余裕のある人生であり家計だとも言えます。
つまり、余裕があるからこそ、
人のことが気になり、
時には、人の行動に惑わされて、
自分には不要なものでも買ってしまい、
その結果、家計収支のバランスが
保てなくなることもあります。
そうならないために、
惑わされない人生を
人が出来て自分ができなくても良いこと、
つまり、自身で自分を許せる人生を
作ることが大切です。
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◆ 今週のポイント
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無駄使いをして見栄を張っても、
満足するのは自分だけです!
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◆ 編集後記
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言わずと知れたことです。
自分の人生は自分で作るものです!
人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第577号)
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