ここのところ、

新築、戸建て建売住宅の価格が上昇しています。

 

筆者の住んでる地域でも、

30坪前後の広さに区割りされた敷地に、

3階建ての住宅が、

 

以前は、3,000万円後半から4,000万円台に、

さらに直近では、

5,000万円台で販売される物件も出てきました。

 

価格の差は、

オール電化や断熱性の高い素材を使った、

また、住宅用太陽光の発電蓄電設備を

備えた住宅など、

住んでみればそれなりに、

価格の違いに納得できるかもしれません。

 

しかし、住宅の購入価格に加えて、

住宅ローンの金利も上昇しています。

 

従って、

住宅を購入すれば家計への負担が、

重くなると考えるのは妥当です。

 

そこで今回は、

住宅購入資金に融資を受け、

住宅ローンで返済するとき、

 

返済額が、1,000万円ずつ違うと、

返済利息はどのくらい変わってくるのか?

 

返済額の差を、

実際に、シミュレーションしてみます。

 

なお、住宅ローンを契約するための費用や、

その他、住宅購入に関わる諸税や諸経費は、

このシミュレーションには考慮していません。

 

この記事の構成は次のとおりです。

住宅ローン返済の前提条件

・5,000万円返済する場合

・4,000万円返済する場合

・3,000万円返済する場合

・支払い額は1,000万円違うといくら変わる

・今住宅は購入する時期?

 

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住宅ローン返済の前提条件

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このシミュレーションでは、

住宅ローンを次の条件で契約して、

ボーナス返済はなく、毎月返済していきます。

 

住宅ローンの商品は、

・全期固定金利

・借入期間は30年間 

・金利は1.80%/年

 

以上の条件で、

実際に返済のシミュレーションをします。

 

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5,000万円返済する場合

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まず、5,000万円返済していくと、

・毎月の返済額:179,849円

・返済利息の総額:14,745,729円

・返済総額:64,745,729円

になります。

 

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4,000万円返済する場合

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同様に、上記の条件で、

4,000万円返済していくと、

・毎月の返済額:143,879円

・返済利息の総額:11,796,583円

・返済総額:51,796,583円

になります。

 

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3,000万円返済する場合

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もうひとつ、上記の条件で、

3,000万円返済していくと、

・毎月の返済額:107,910円

・返済利息の総額:8,847,438円

・返済総額:38,847,438円

になります。

 

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支払い額は1,000万円違うといくら変わる

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住宅ローンの利息の金利や返済期間、

また、全期間固定金利、10年固定金利、

変動金利といった、

借り方によって返済額は変わってきます。

 

今回のシミュレーションでは、

借入金が1,000万円違うと、

利息の返済額は、約800万円ずつ変わります。

 

つまり、購入価格が1,000万円違うと、

支払い利息が800万円違ってくるのです。

 

また、念のため、

住宅ローンで借入れをした住宅の支払い額は、

 

5,000万円の住宅を購入すれば

64,745,729円、

同様に、

4,000万円なら51,796,583円、

3,000万円なら38,847,438円、

 

1,000万円、住宅の購入価格が違えば、

これだけの差が出てくるのです。

 

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今住宅は購入する時期?

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住宅の購入価格が上昇することで、

 

同じような物件が、

中古住宅ではいくらくらいか、

 

住宅の購入価格や、

住宅ローンの金利の上昇が落ち着くまで、

住宅の購入を待つか。

 

といった対策を考えるか。

 

また、家計をやりくりして、

具体的には、

収入を増やすか支出を減らすかして、

今、住宅を購入するか。

 

高額な出費になる住宅購入は、

これまで以上に、

慎重に熟慮を重ねて決めないと、

 

直近から10年、20年後の家計までに、

大きく影響を及ぼしかねないのです。

 

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◆  今週のポイント

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気に入った住宅に住むために、

 

なにを引き締めますか?

 

引き締めれるものを探してから、

 

購入しても遅くはないです!

 

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◆ 編集後記

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新築住宅にこだわることなく、

 

中古住宅でも、

 

といったように幅広く探すことで

 

 

住みたくなる住宅が、

 

より見つかるかも!?

 

人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第534号)

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