残念な老後の生活にしないために

~今からこころに決めておくこと~

 

老後の生活をするにあたり、

老齢基礎年金、老齢厚生年金や

自分で蓄えておいた資金を使い、

自分で決めておいた計画にそって、

楽しむ方もいるでしょう。

 

ただ、歳を取るとともに、

心身ともに衰えていくことを気にして、

 

現役の時代には気にもしなかった

ささいな出来事を苦にして、

それ以降は、消極的な生き方になり、

残念な老後の生活になる方がいることは、

事実です。

 

そこで今回は、

残念な老後の生活にしないために、

今からでも、

ご自身のこころに決めておくことを、

私のFPの業務で

クライアントの方から聞いた話をふくめ、

まとめてみました。

 

 

----------------------

活動の拠点は自宅

----------------------

老後の生活での活動拠点は自宅になります。

 

勤務先がなくなれば、

現役の時代に、自宅を事務所として、

事業をしていた以外の方も、

自宅が活動の拠点になるのです。

 

活動の拠点が自宅になることで、

自宅にいる時間も多くなり、

近所に住んでいる人との交流も

増えると考えるのは一般的です。

 

 

-------------------------

実行計画を実際にしてみる

-------------------------

また、一日24時間、

想い通りに時間が使えるようにもなります。

 

そこで、老後の生活にはいると、

日頃から温めていた計画を、

実行することになります。

 

計画していた内容は、

1.自分の楽しみ

2.社会貢献

のふたつからなることが多いようです。

 

具体的な内容をみていきます。

 

 

------------------

1.自分の楽しみ

------------------

自分の楽しみとは、

旅行や楽器の演奏、

植物の栽培や土いじりといった、

「いきがい」となる

趣味を始めたりすることです。

 

また、現役中にもしていたことを、

本格的に始める方もいるでしょう。

 

すでに、計画をしていれば、

実行に移すことは容易なようです。

 

 

--------------

2.社会貢献

--------------

つぎに、社会貢献とは、

 

町内会や自治会の地域に密着した活動から、

介護施設などでのボランティアといった

これまでの人生経験を活かして、

世の中に貢献することです。

 

こちらもうまくいけば、

「いきがい」となります。

 

 

--------------------------------

「生きがい」にならないこともある

--------------------------------

ただしせっかく、

取りくもうとしても思い通りにはいかず、

「生きがい」にならないこともあります。

 

予定通りにいかないことは、

今までの人生で何度も経験してきたことです。

 

この問題を解決するには、

「1.自分の楽しみ」では、

したいことに固守することなく、

新しいことを始めればよいのです。

 

何をしたらいいのかわからなければ、

新聞などに掲載されている、

今話題になっていることを

始めてみてもいいでしょう。

 

また、「2.社会貢献」では、

ものは考え方次第です。

 

参加しようと思っていた貢献が、

うまくできなかったら、

時間は自分で創ればいいのですから、

ほかの事業を探して参加してみるとか、

 

極端な話にはなりますが、

自分はすでにこれまでに、

 

充分に社会に貢献してきた!

 

と考えて、

思い悩むことなく身を引けばいいのです。

 

これまでの人生で、

あまり人との付き合いがうまくなった人が、

老後の生活に入ってからは、

急に人と接することがうまくなることは、

可能でしょうか?

 

 

--------------------------------------

老後の生活で残念な思いをしないために

--------------------------------------

このように、

自分の思い通りに、

気楽に、進路変更することは可能です。

 

ただ、こころに決めておきたい、

大事なことがあります。

 

 

それは、思い通りにいかなくても、

ふさぎ込むことなく、

定期的に心身ともに動かす

と決めておくことです。

 

よく、散歩に出かけるとか、

家の中にいても、

パズルや数独を解く、

といった話を聞くことがあります。

 

 

つまり、

老後の引きこもり状態にはならない、

と、心に決めておくことです。

 

 

*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*::*:*:*:*:*:

■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ

*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*::*:*:*:*:*:

 

ピンピンコロリの人生にするためには、

 

何が起こっても

 

思い悩まないことが大切です!

 

人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第477号)

Photo by photo ac

「人生の添乗員」「人生の行程表」は牧野寿和の登録商標です