No.527 無駄のない家計の価値観を持つ

 

 

 

 

今回のテーマは、

「無駄のない家計の価値観を持つ」です。

 

何を言おうとしているのか?

 

と、思われる方もみえるでしょう。

 

 

一言で言えば、

家計を把握しておけば、

支払うお金に納得しまた安堵できるということです。

 

それでは、その理由をお話していきましょう。

 

 

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高い安い、判断はどこから

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今晩はお肉が食べたいと

スーパーに買い物に行ったとしましょう。

 

この店では、

鶏肉100g200円

豚肉100g320円

牛肉100g900円

を売っていたとします。

 

それぞれのお肉は部位によっても金額は違いますが、

ここでは、お話を分かり易くするために、

この3種類のお肉が販売されていたとします。

 

では、グラム単価が違う肉を、

どのような基準で購入するのでしょう?

 

1.豚肉が今日は安いから豚肉にしよう

 

2.ローストチキンが食べたい

 

3.今日は奮発して牛肉にしよう

 

4.鶏肉で十分

 

5.我が家は豚肉しか食べない

 

 

といった様々な理由で、

または理由はなく、

金額で買うこともあるでしょう。

 

 

確かに牛肉は高くて鶏肉は安いです。

また、この日は、

豚肉の値段は通常よりは安かったようです。

 

 

この高い安いの判断は、

何を基準としているのでしょう。

 

 

なかには、家計簿をしっかり付けて、

毎日の食費の予算を決めているご家庭もあるでしょう。

 

家計簿は付けていないが感覚的に

高い安いを決めているご家庭もあるかもしれません。

 

お肉の好き嫌いは別として、

 

家計的には牛肉を食べても問題ないのに、

いつも鶏肉しかうちは食べられないと

 

何の根拠もなく、

表示されている値段だけで、

勝手に思い込んでいる家庭があるでしょうし、

 

牛肉ばかり食べていると

家計が破たんする

可能性のある家庭もあるでしょう。

 

 

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本当はどの肉が食べられるのか?

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実際には、家計的にはどのお肉が手ごろなのか?

 

それを調べるためにはこんな方法もあります。

 

給与が振り込まれる銀行の通帳から、

年間の支出額を算出して、

 

また手計算で給与ボーナスなどの収入を出すことで、

年間の家計収支を把握することができます。

 

その額から、

貯蓄額、電気水道など固定の支出額や

その他に必要な支出額を引くと、

 

年間の生活費が出てきます。

 

そこから食費の予算を決める方法です。

 

 

予算が決まれば、

その月の家計収支によっては

何ら躊躇なく高いお肉を買える時もあるでしょう。

 

 

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高価な買い物をする時も同じこと

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ここまでは、お肉でお話をしてきましたが、

 

もっと高価な買い物をする時、

例えば、住宅を購入する時でも同じことが言えます。

 

 

住宅を購入するのに、

その資金の一部に住宅ローンを組む時、

 

 

本当に返済できるのか心配される方がみえます。

 

 

しかし、上述のようにご自身の家計収支を

少なくとも返済期間中シミュレーションすれば、

 

住宅ローンで借入れる額が適切か、

 

もっと言えば、

購入する住宅の価格が、

適切かも判断できるということです。

 

 

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判断できれば生活に余裕ができる

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実際にシミュレーンをしたら、

 

なかには、もっと高額な住宅が買えると、

わかる場合もあります。

 

ならばと、購入単価を上げる方もいるでしょう。

しかし、そのお金は使わない方の方が多いです。

 

なぜなら、今までの生活の仕方を変えることに、

抵抗のある方が多いからです。

 

万一の場合に残しておく!

 

この考えは、

これからの生活に余裕ができることでしょう。

 

 

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反対の場合は注意がいる

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しかし、シミュレーションの結果、

反対に支出を締めなくてはならない場合、

 

つまり一定の収入がある現在は、

このままの家計収支で生活できても、

年金収入が中心となり老後の生活では、

 

現在の支出を維持できない、

 

最悪、破綻してしまう可能性がある場合は、

 

今から節約しておかないと、

急には締めることは出来ませんし、

老後の生活に入ってその時期がきたら、

 

それこそ、

みじめな生活を強いられるかも知れません。

 

中には、そのために

身体とこころ、

ともに健康が害されるかもしれません。

 

 

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無駄使いはしないは価値観

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このように考えてきますと、

 

お金を使う時、

たとえ同じ額のお金を支払っても

 

適切な対価だと思う方と

無駄にお金を使ったと

考える方もあるでしょう。

 

 

このようなことを、

お金を支払うたびに考えることはないと思います

 

 

誰しもお金を支払う時は、

気持ちよく支払いたいものです。

 

 

買うものに価値がある

無駄な買い物ではない

 

 

このような価値観が持てる

余裕が必要でしょう。

 

 

そのための一助として、

家計収支のシミュレーションをしておき、

先の見通しを付けておくことも大切です。

 

 

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■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ

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同じものを買って、

 

高い、安い

 

その方の価値観の違いです。

 

 

余裕をもってその判断をしたいものです。

 

人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ(第349号)
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