先回は、お金を貯めるためには、

貯める目的を持って
定額を貯めること。

また、時には、
今までの生活を変えること、
特に支出を抑える、
といった決断も必要になるかもしれない。

といったことをお伝えいたしました。


そこで、今回は具体的に、
どのようにお金を貯めるか、
をお伝えいたします。


ご自身にとって、
無理なく貯める方法が見つかれば、
それは、
無理なくお金を貯める方法であり、

今まで意識的にお金を貯めていなかった人でも、

お金を貯める決意ができ、
お金を貯めはじめることができることを意味します。


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お金を貯める方法
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給与振込の口座に残金が残っている場合、

お金を使っていないので、
無意識に貯めているとも言えます。


ただこの方法で貯めたお金は、
往々にして
何か欲しいものがあると、
無意識に使ってしまいがちです。


やはり、お金を貯めるには、
目的と方法を決めることが
貯めやすいでしょう。


ではその方法ですが、

(1)利息は期待しないが一定額を定期的に貯めていく
(2)金融商品で運用をする
大きく分けると以上の2つになります。

順番にお話しいたします。

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(1)利息は期待しないが一定額を定期的に貯めていく
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この方法は、金融商品の一部でありますが、
銀行の普通預金、定期預金
それに積立預金(金融機関によって名称は異なります)
など元本の保証された金融商品を利用します。

利息は期待できませんが、

給与の振込口座から、
自動引落にしておくことで、
毎月確実にお金を貯めていくことができます。


自宅でお金を保管しておくより、
セキュリティーの面でも安全です。

また、5年とか10年後といった、
近い将来に現金が必要な
・住宅購入時の頭金
・子どもの教育資金
・老後の請託資金
を貯める目的の貯蓄に有効です。

このような商品には、
終身保険などの元本保証の商品も含まれます。


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(2)金融商品で運用をする
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個別株式や投資信託といった、
元本の保証のない
金融商品で運用をしてお金を貯めること、

その方法を私のところに、
相談にみえる方もみえます。


しかし、この方法で実際に貯蓄をするには、
準備をする時間も必要です。

また、金融商品との相性がよくなく、
始めてもすぐに、
止めてしまう人もいます。

まだ、すぐにやめれればいいとも言えますが、

貯めるはずのお金が、

例えば、株価が下がって、
元本割れをしても、
また上がるだろうと、
持ち続けて、
いわゆる「塩漬け状態」で、
保有を続けることになりかねません。

つまり、元本保証のない金融商品で、

お金を貯めるには、
それなりの知識を得るための
勉強と実践が必要になるわけです。

このような商品は、
何十年も先の老後の生活費用を確保するために
有効かもしれません。


また、お金を貯めることは目的でも、
余剰な資産から運用資金を調達し、
金融商品で運用をして収益を得る。

このようなお金であれば、
もし元本割れをしても、
資産を維持することにはあまり影響はない。

このような運用をしている人も多いように思います。


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お金を貯める決意をする方法
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結局のところ、

お金を貯める方法は、
上記の(1)(2)のような方法があります。

では、そのお金を貯めようと、
意識して行動するための方法は、

ご自身の現在の環境にも、
影響されることもありますが、


間違いなくいえることは、


お金を使う目的をきめることです。


その目的を達成するのに、
・これから何年間必要
・いくら必要
・そのものを買うことでご自身へのメリットはなに

この3点が明確になれば、
お金を貯める方法はともあれ、
お金を貯める決断はできるでしょう。


そして、一度お金を貯める癖をつけておけば、
この癖は、体が覚えていてくれて、
忘れることはなく、
お金は貯まっていくのです。




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■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ
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お金を貯める決断をするには、

どのような金融商品で運用をするかを考えるより

お金を貯めたら何に使うかを決めることが先決です。
初出H29.9.20「人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ第268号」