住宅を購入する時に、

多くの方は住宅ローンを組みます。


住宅を購入するに当たり、
私のところに、
住宅ローンの件で相談にみえる方がみえます。


なかには、住宅ローンを組んで、
返済が始まってから相談にみえる方もみえます。


今回は、
住宅ローンを借りた後、
何が問題となり
相談が必要になるのかをお話いたします。


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こんなはずではなかった
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「住宅ローンの相談にのっていただけますか?」
と相談を受けた場合、

その多くは、
これから住宅を購入する方が、
・住宅ローンの仕組みをよく知らないので教えてほしい
・ハウスメーカーなどから複数の住宅ローン商品を提案され
 どの商品がよいのか迷っている
・いくら融資を受けたらいいのか、融資を受ける額で迷っている

また、すでに住宅を購入して融資の返済をしている方は、
順調に返済がすすんでいる方からは、
・繰上げ返済の時期とその金額
・子どもの教育費を念頭に住宅ローン完済の進め方
・老後の生活を加味した住宅の建替えや住替えとその費用

また、順調に返済ができていない方からは、
・返済が滞りがちになってきたがその善後策はないか
・マイホームを手放したくないがどうしたらいいの
・返済をしている金融機関との交渉の仕方

といった、なかにはファイナンシャルプランナーの
業務の範疇を超えた相談もあります。


そして、返済に困っている方は、
「こんなはずではなかった」
と、よく言われます。


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なぜこうなった
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返済が困難になった方の話を続けます。

なぜこうなってしまったのか?

その原因は、
1.賃貸の家賃とたまたま同額であった毎月の返済額を甘く見ていた
賃貸住宅では、部屋の設備などを故意過失で壊す以外の修理は、
原則、大家さんが負担します。
しかし、ご自身の家の修理費はご自身が支払うことが原則です。
また、固定資産税などの税金の納付も必要となります。
この分の支払額は、
賃貸の家賃より出費がかさむということです。

2.住宅購入時に、無計画に不必要なものまで購入した予算オーバー
マイホームを購入する前に、
購入費用や住宅ローンを組む費用や諸経費などを
試算しておいても、
実際には、そのほかに予定外や予算をオーバーしても
この際だからと購入した家電品や家具、
戸建ての場合は外構の費用で、
住宅ローンの返済を始める時に、
すでに家計収支が大幅な赤字になっている場合です。

3.もともと返済できる収入がなかった
現在の収入では、
住宅ローンの返済がままならぬけど、
返済は何とかなるだろうと、
気に入った住宅物件を購入して、
実際には何ともならなかった場合です。


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対策
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住宅ローンの返済ができなくなった、
主な理由をあげてみました。

このような場合の対策は、
まずは、住宅ローンの契約をしている金融機関に、
事情をはなして相談をすることです。

具体的な対応策は、
家計収支や
ほかに融資の滞納や遅滞はないかなど
融資を受けている人の事情や
金融機関の方針にもよるでしょうが、


その分の利息は発生しますが、
返済期間を延ばしてもらい、
毎月の返済額を下げてもらう方法や、

極論を申しますが、
返済が不可能であれば、
任意売却や競売で、
マイホームを手ばなし、
融資額を返済する。

ということになるになるでしょう。


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このような相談をしないために
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このような相談をしないためには、

住宅ローンを借りる前に、

まず、
毎月滞りなく返済できる額かを、

見栄を張ることなく、
素直に検証してみることが第一です。

私の知っている方には、
最初にマイホームを購入した直後から、

滞りなく返済することは難しいと、
新築の物件だったこともあり、
あまり損をすることなしに売却をして、

数年後、今度は綿密な住宅ローン計画を立てて、
住宅を購入された方もみえます。


住宅ローンが、
返済できないのであれば、
家族を守るためにも、
その物件をあきらめる勇気も必要でしょう。



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■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ
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住宅ローンで融資を受けてもいい額なのか?

現在の収入と貯蓄額で、

容易に判断できます


その判断を素直に受け入れましょう


「人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ第263号」より
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