現役の方に、
夫婦で老後の生活を描いてもらおうと思います。


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現役中と何が変わる
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人それぞれで、
一概には言えないのが老後の生活です。


退職直後は、
勤務先に行かなくてよくなっても、
しばらくの間は、
現役の時代のお盆とかお正月休みの状態でしょう。

時間の経過とともに、
徐々にご自身の立場の変化に、
気が付かれるのではないでしょうか。


まず、
1日24時間ご自身で時間の管理をしなくてはなりません。

年金だけの収入だと家計収入が減ります。

ほかにも、現役中には気が付かなかった、
様々なことが起こってくるでしょう。


そこは、今までの人生の経験で、
多くの方は乗り越えていきます。


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現役中に夫婦で考えておくこと
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現役中に、考えておかなくてはいけないこともあります。

言い換えれば、収入がある間に、
考えておかないといけないことです。
3つあります。


その1つ目は、
男女の平均寿命が違うことです。

男性は約81歳
女性は約87歳です。

同級生のご夫婦でも、
女性の方が約6年間長生きをすることです。


2つ目に、
健康寿命のことです。

健康寿命とは、
一言でいれば、
体力的に誰の援助もなく生活できる年齢のことです。

男性は71歳
女性は74歳です。

この年齢から平均寿命までは、
統計的に言えば、
誰かの援助が必要となるのです。

男性は約10年
女性は約13年です。


3つ目に、
老後、年金のみの場合、
現役の時代より収入は減ります。

しかし、支出は、
老いとともに食費は減るかもしれませんが、
医療費や介護費用などの上昇も考えられ、
相対的には、減るどころか増えると考えられます。


少なくともこの3つについては、
現役中に対応策を夫婦で考えておけば、
その時になっても、
慌てることはなくなります。


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具体的な方法
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まず、どのような老後を暮らしたいのか、
ご夫婦のそれぞれの考えを持ち寄って
話し合うことです。


ほかの夫婦はどうだろう?

参考にすることはあっても、
気にすることはありません。


なぜなら、ほかの夫婦とは、
収入も
支出も
家庭ごとに独自の考えがあるからです。


そして、
夫婦で話し合った生活が、
家計収支で問題ないかを検証することです。

問題があれば修正をする。

現役中に、
現在から老後を通したシミュレーションをするのです。


そして、問題があれば修繕を繰り返していきます。

必ず現役中にしなくてはなりません。


老後になってから、
お金が足りないと言っても、
体力的にも、
収入を得るところを探すのは難しいからです。


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話し合うことで夫婦の老後が開ける
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夫婦で話しあうことで、

お互いに尊重し合って、
現役の時代より、
お互いに一緒にいる時間も過ごせる
妙案もでてくるでしょう。


実際に老後の生活に入ってからでは、

直面した家計収支を考えると、
今を生きることが精一杯になってしまい、
考えるゆとりはなくなってしまうかもしれません。


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老後の生活は、

現役中にお互いを尊重して、

夫婦で考えましょう
「人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ第260号」より
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