現役の方に、 夫婦で老後の生活を描いてもらおうと思います。 ------------------------------------------------------ 現役中と何が変わる ------------------------------------------------------ 人それぞれで、 一概には言えないのが老後の生活です。 退職直後は、 勤務先に行かなくてよくなっても、 しばらくの間は、 現役の時代のお盆とかお正月休みの状態でしょう。 時間の経過とともに、 徐々にご自身の立場の変化に、 気が付かれるのではないでしょうか。 まず、 1日24時間ご自身で時間の管理をしなくてはなりません。 年金だけの収入だと家計収入が減ります。 ほかにも、現役中には気が付かなかった、 様々なことが起こってくるでしょう。 そこは、今までの人生の経験で、 多くの方は乗り越えていきます。 --------------------------------------------------------- 現役中に夫婦で考えておくこと --------------------------------------------------------- 現役中に、考えておかなくてはいけないこともあります。 言い換えれば、収入がある間に、 考えておかないといけないことです。 3つあります。 その1つ目は、 男女の平均寿命が違うことです。 男性は約81歳 女性は約87歳です。 同級生のご夫婦でも、 女性の方が約6年間長生きをすることです。 2つ目に、 健康寿命のことです。 健康寿命とは、 一言でいれば、 体力的に誰の援助もなく生活できる年齢のことです。 男性は71歳 女性は74歳です。 この年齢から平均寿命までは、 統計的に言えば、 誰かの援助が必要となるのです。 男性は約10年 女性は約13年です。 3つ目に、 老後、年金のみの場合、 現役の時代より収入は減ります。 しかし、支出は、 老いとともに食費は減るかもしれませんが、 医療費や介護費用などの上昇も考えられ、 相対的には、減るどころか増えると考えられます。 少なくともこの3つについては、 現役中に対応策を夫婦で考えておけば、 その時になっても、 慌てることはなくなります。 --------------------------------------------------------- 具体的な方法 --------------------------------------------------------- まず、どのような老後を暮らしたいのか、 ご夫婦のそれぞれの考えを持ち寄って 話し合うことです。 ほかの夫婦はどうだろう? 参考にすることはあっても、 気にすることはありません。 なぜなら、ほかの夫婦とは、 収入も 支出も 家庭ごとに独自の考えがあるからです。 そして、 夫婦で話し合った生活が、 家計収支で問題ないかを検証することです。 問題があれば修正をする。 現役中に、 現在から老後を通したシミュレーションをするのです。 そして、問題があれば修繕を繰り返していきます。 必ず現役中にしなくてはなりません。 老後になってから、 お金が足りないと言っても、 体力的にも、 収入を得るところを探すのは難しいからです。 -------------------------------------------------------- 話し合うことで夫婦の老後が開ける -------------------------------------------------------- 夫婦で話しあうことで、 お互いに尊重し合って、 現役の時代より、 お互いに一緒にいる時間も過ごせる 妙案もでてくるでしょう。 実際に老後の生活に入ってからでは、 直面した家計収支を考えると、 今を生きることが精一杯になってしまい、 考えるゆとりはなくなってしまうかもしれません。 *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ *:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*: 老後の生活は、 現役中にお互いを尊重して、 夫婦で考えましょう
「人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ第260号」より
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