住宅ローンを繰上げ返済をすれば、残高がまとまった額減り、残高で計算する利息の支払額、それに返済期間も短くなります。

 

しかし、この先子どもに教育費用がかかる場合、教育の費用は原則現金で支払います。繰上げ返済をして現金がなくなると、教育の費用を教育ローンなどを組んで借入れしなくてはならなく場合があります。

 

現在、日本で融資を受ける場合、一番利率が低いのは住宅ローンです。従って、もし教育ローンで融資を受けることになると、わざわざ利率が高いローンに借り換えたと同じことになってしまいます。

 

また、別の問題として、住宅ローン減税は借り始めてから10年間、借入残高の1%税額が控除されます。借り始めて10年以内の住宅ローン減税の期間内に、繰上げ返済をした場合と10年経ってから繰上げ返済をした場合、また将来の教育費の支出を考えて、繰上げ返済をするにもいくらしたら良いのか?ここも懸案事項です。

 

解決をするには、家計収支のシミュレーンをすれば解決できます。しかも所要時間は10分以内です。

 

考えることも大切ですが、行動を起こすことはもっと大事だと思う次第です。

 

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