「うちは資産もないから相続の心配はない」といわれる方がいます。
そう言われる方のなかには、確かに相続税を納付するまでの資産はなくとも、亡くなったあと子どもに贈る資産をお持ちの方は多くいます。
例えば、
・マイホーム(土地・建物)
・金融商品(保険、個別株式や投資信託など)
・現金
・趣味で集めたもの(掛け軸などで価値のあるもの)
このような資産として価値のあるものです。
なかには住宅など数千万円近くの価値のあるものもあるでしょう。
もし、複数の子どもをお持ちであれば、例え相続税がかからないからといっても、親の責任で分割をしておかないと、ご自身が亡くなってから子どもたちが、分割の方法をめぐってもめるかもしれません。
また、子どもは、親には言いづらいかもしれませんが、もらっても手に余るものはいりません。もらったものが子ども家族の家計収支の負担にもなりかねません。
くどいようですが、相続税のかからないといって、相続を安易に考えないでほしいものです。遺産分割で調停に持ち込まれているケースの半分以上は、相続税のかからない相続と聞いています。
今一度、あなたの資産の分割方法を点検してみて下さい。
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