「私たちと同じような生活をしている人はどのくらいのお金を貯めているのでしょうか?」
と聞かれることがあります。
お答えするのに大変むずかしい質問です。
なぜならば、もし同額の給料をもらっている人でも、家庭ごとにお金の使い道は違い、まったく同じ貯蓄額の家庭は一軒もないからです。
確かに、夫婦と子ども2人の世帯の平均的な貯蓄額といった統計的な数字は様々な機関から発表はされています。しかし、その数字の全部を信用していいのか、ある部分までなら信用していいんか、そのある部分とは具体的に何なのか?具体的な説明は普通ありません。
そもそも貯蓄は、お金を使う目的に向けて貯めていくものです。例えば、車を買うのであれば、そのためにお金をため、車を買ったら、次の目的のためにまたお金を貯めはじめます。
もし、貯める目的が老後資金であれば、長い期間貯めて行くことになります。
従って、他人と同じ目標でなければ貯蓄額の平均値を知ってもあまり意味のないことです。
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