5月になると思いだすことがあります。それは何年も前に「保険の見直し」をした時のことです。

 

保険の見直しの依頼をうけて、相談者とその家族が加入している保険の内容を見直しました。

見直した中のひとつに、保険期間が終身の死亡保険を、万一の時、保険金額は契約の受取金額は少なるなるが、それでも遺族への保障は十分なので、今後は保険料を払わなくてもいい、払済終身保険にする提案をしました。ほかの加入中の保険商品も新規の保険に見直す提案をしました。私は、現在加入の保険をベースに提案することが多く、払済終身保険以外、新規の保険に見直す提案は珍しかったです。

相談者は、なぜ見直しをしなくてはならない保険をすすめたのか、保険会社の外交員に聞いたそうです。

外交員は私が作成した提案書をみて、「こういう入り方もあるんですね。でも私がおすすめした保険もいいですよ」と言ったそうです。

外交員は、本当にすすめた保険がよいと思ったのか、真の自社愛からこのように言ったのかは定かではありません。

しかし、間違いなく保険料を払っていくのは相談者自身です。

なぜか5月になるとこの一件を思い出すのです。

 

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