とかく、ファイナンシャルプランナー、
FPのことを、相談する内容から、

・保険屋さん
・住宅ローンの商品を決めてくれる人
・資産運用の提案をしてくれる人 
・相続の相談にのってくれる人
・人生相談をしてくれる人 など

と思われているようです。


私は、どれも間違いではないと思っています。

しいて言えば、
お金の相談にのってくれる人。

といったところでしょうか。


そこで、今回は、相談を受ける中で、
相談者から、
よく言われることの解決策をお伝えいたします。


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家計簿をつけているけどお金が貯まらない
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これは、本当によく言われます。

家計簿に、
・レシート
・預貯金通帳からの収支の転記
・自動販売機での買い物などレシートがない買い物の収支

こういったことをしても、
また最近では、
スマホのアプリを利用して収支の管理をしても、

お金が貯まらないけどどうしたらいい?

模範的な回答としては、

・いついつまでに→期限を決める
・何を買うために
→購入の目的と具体的な品物を決める
・毎月いくらためる→具体的な貯蓄額を決める

この目標を決めないと、
ただ家計簿をつけているだけでは、
お金は貯まりません。


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家計の収支がわからない
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まず、この先、
生涯の家計収支をシミュレーションしてみることです。
最近ではスマホのアプリでも、
またパソコンのソフトでも、
共に無料でシミュレーションすることができますので、
挑戦する方が多くみえます。

しかし、ここで算出した結果に、
信頼できないと思っている方もいます。

なぜなら、ご自身や夫婦で算出した家計収支額の、
信憑性を疑ってしまうためです。


家計簿や預貯金通帳などから、
実際に使った実数を計算しても、

どうしても将来の収支を甘く見たり、
反対に厳しく見てしまうからです。
基準値がわからないと言われる方もいます。

しかし、基準値は存在しません。

各家庭のありのままで、
計算をするのです。

出来れば、過去5年間の平均のデータを出すなりして、
客観的に算出すれば、
問題は解決します。


もし、ご近所や親戚で同じような生活をしている人が、
ご自宅よりも、
家計の支出が少なかったり多かったりした場合、

気になるなら素直に
例えば、毎月の電気代はなぜその額でやっていけるのと、
聞いてみて、
その回答がよいなと思ったら、
我が家でも実行すればいいのです。

しかし、収入や家庭環境が、
例えば同じ年齢の子どもがいる、
夫が同じ会社の同期入社など、
同じような環境であっても、

収入も支出も同じということはありませんので、
人からは、
家計の節約につながることを、
参考にするだけで、
必要以上にまねることはないでしょう。


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一度はご自身で計算することは後によい結果を生む
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将来の家計収支は一度、
ご自身やご夫婦で計算をしてみて下さい。


なぜなら、何度も計算を繰り返しているうちに、
納得のいく数字に出会えるかもしれないからです。

算出した数字は、
必ずしも、誤差もなくその数値で生活できるとは限りません。
その後の生活環境の変化で、
訂正をしなくてはならないかもしれません。

しかし、一度ご自身で計算をしておけば、
体が覚えていますので、
変更も容易にできることでしょう。


しかし、どうしてもご自身の出された数字に自信が無ければ、
私たちファイナンシャルプランナーなどのお金の専門家に、
シミュレーションを依頼されることが賢明です。

専門家に依頼される場合でも、
一度ご自身で計算をされた経験は、
その後、相談をする時にも大変役に立ちます。

なぜなら、
ご自身が迷ったところや、
自信のないところでも、
専門家は通常、
客観的にまた実務経験から、
難無く依頼者に提案をすることが可能であり、
依頼者も迷ったり悩んだり原因を、
根拠を持って解決してくれれば、

その後の家計収支の計算をする時には、
難なく出来るようになるからです。

ご自身の家計収支は、
客観的に感情を入れることなく、
算出することが一番正確な数字になります



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■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ
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ご自身の家計収支を計算する時は
感情を入れることなく
客観的数字を追うと
正確な数値が出てきます

その正確な数字を予算とします
「人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ第241号より
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