現在加入中の保険の見直し相談が後を絶ちません。

私がファイナンシャルプランナーとして、
開業して14年になりますが、
資産の形成をするための提案、
住宅の購入、
老後の生活設計
などの相談を受ける時でも、
現在加入中の保険を見直す機会があります。


なぜ、いつまで経っても、
保険の見直し相談が多いのでしょう。

今回は、
保険見直しをしなくてもよくするには、
どうしたらいいのか検証していきます。


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保険に加入する動機は
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保険は、金融商品のひとつで、
・貯蓄
・万が一の保障
を兼ね備えた商品です。

ここで問題なのは、
確かに、万が一ご自身が亡くなった時、
残された家族が路頭に迷わないために、
保険に入るという方もみえるでしょう。

しかし、どこの保険会社の
どの保険に加入したらいいのかわからない。

毎月支払う保険料が適切なのかわからない

保険会社などに薦められた保険商品ですが、
本当に自分に必要な保険なのかわからない

わからない尽くめで保険に加入している方が、
多くみえることは確かなことです。


まずは、なぜ保険に加入するのか、
動機を明確にすることが必要です。

・<死亡保険>万が一亡くなった時

・<医療保険>入院した時

・<貯蓄>老後の生活資金などのため

・<火災保険>火災の時のために

・<自動車保険>自動車を運転している時の補償

また、
もし何ぞ毎が起きたら、
ご自身や家族の今後の生活はどうなる。

その時に必要なお金はいくらいる。

そのような場合のお金を保険に加入して賄う。

といったような、
ご自身で納得する動機が必要で、

保険に入っておけば「安心だから」

といったような、
甘い囁きに耳を傾けて、
保険に加入することはありません。


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保険商品を研究する
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保険商品はとかく商品の内容が複雑で、
理解するのに苦労する。

人によっては、
保険商品のパンフレットの書いてあることすら、
よくわからない。
ともいわれます。

内容のわからないものに、
毎月、中には1万円以上の保険料を、
支払っている方もいます。


保険商品の内容を知ることが肝心です。

むずかしいからとよくいわれます。

むずかしくても、
ご自身が保障を獲たい商品ですので、
研究して納得して加入することは大切なことです。


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わからないことを書きだしてたずねる
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ご自身で研究しても、
わからないことは、
メモ書きをしておき、
保険会社や保険ショップでたずねてみましょう。


たずねたことに対して、
明確な回答を得ることが出来ないのは、
対応した方にその商品や保険に対しての
勉強不足か、
その保険商品自体に問題があるのでしょう。


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無駄な保険に加入していなければ見直しは必要ない
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就職をした時に、
独身に関わらず死亡保障が、
何千万円もの定期保険に加入している方がいます。

その保険に、
医療保障などの特約を付けている方もいます。

この保険は、
必要ないんじゃないか、
と相談にみえる方がいます。

いつどんな時に保険金が出るのか、
保障されている内容を知らない方がいます。


ある日、保険料が高いのでないかと気になり、
相談にみえる方もいます。


正直なところ、
保険商品は新商品が頻繁に発売されて、
商品の内容には変化があります。

しかし、
私のところでの、
相談に関する内容に変化がありません。


世の中でも、
パソコンからスマートフォンと、
次々と時代が進化していくのに、

保険の見直し相談の内容は変化がないのです。


未だに、保険商品の基本的な内容の相談も多いのです。


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保険を制すれば節約につながる
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ということは、
保険を征することにより、

適切な保険に加入でき、
その結果、
家計の節約にも繋がります。

保険は、むずかしいでも入っておかなければ、
と言っているだけか、

保険はむずかしいでも人が作ったもの、
理解出来ないはずはないと言って、
家計を節約するのか、

それは、あなた次第です。


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■「人生の添乗員®」からのワンポイントメッセージ
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保険商品を理解することがむずかしいと思ってしまうと、
ますます難しくなります。

まずは、時間をかけて理解してみましょう。
何かが見えてきます。


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■編集後記
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人生の添乗員(R)が、旅行の添乗員のころ、


旅行に行くときに、
出発の空港で、

もしもの場合のお守りにと、
旅行出発の時の恒例行事として、
旅行傷害保険に加入していく方がいます。


なかには、
加入しているクレジットカードに
旅行傷害保険のサービスが付いているので、
保険には入らないという方もみえます。

しかし、クレジットカードについている、
保障の範囲をしらないで、
クレジットカードの保険に頼ることは危険です。


すでに認識して実行している方もみえますが、
私たちは、
保険は自ら選んで、
適切な保険に加入する習慣を、
もっと認知していくことが必要かもしれません。


人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ(第237号より)
 
 
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