一万人の第九への道 ⑥ | 松花堂弁当の様なブログ

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第4回レッスン 2017.9.14(木)15時~17時

「グーテンダーク」

「グーテンダーク」

第一関門突破である。

今日も 一番前の席に同志3人が揃う。

「では、今から日本語は忘れましょう。」
と言う先生の言葉からレッスンは始まる。

と言っても 説明は日本語なのだが。

「ガギグゲゴ」と言うとき ドイツ語だと、

「グァ、グィ、グゥ、グェ、グォ」
に近い発音になるとか、

しかし、言葉の最初に 「ガギグゲゴ」が
来るときは 「ガッギッグッゲッゴッ」
発音する。

例えば 「学校(がっこう)」なら、
「ガ」が最初に来ているので
ガッこぅ」と発音するが

「小学校(しょうがっこう)」になると
「ガ」は途中にあるので、
「しょうグァっこう」になるらしい。
しかも 少し鼻にかけて発音するらしい。

文字にするなら そうね。
「しょうヌゥァっこう」(笑)

もちろん、第九の歌詞に
応用する力は 私には、、、、ない。

第1回レッスンで、
歌詞にフリガナは
つけないでください、と教えていただいた
意味もようやく、わかってきた。

カタカナ英語になるからである。

もちろん、私にはまだまだ
歌い出すと カタカナ英語であろうが
ドイツ語であろうが、ついていくのに
必死で、発音どころではないのだけれど

ベートーベンの生い立ちや
先生の音楽に対する熱意や
指導方法などを毎回伺っていると

大勢で1つのものを作り上げることの
醍醐味は 
こういう基本的な所からを大切にし
積み重ね 積み上げていくのだなと

レッスンを重ねるごとに思うようになった。

完璧でないと歌ってはいけない、
ということではない。

私は 歌えるところは 
思いっきり 声を出そうと決めている。
(あっ、メゾピアノとか、強弱も理解出来るようになりましたよ(笑))

第九に参加する目的は
あの感動を私も味わいたい が基本だが

もっと言えばその為には
「声を出す」
「自己表現」

そう。これが目的なのだ、と
レッスンを重ねる度に自覚する。

皆さんの邪魔にならないように、
という初回の気持ちもどこへやら。

出来るところを増やしていく。

先輩方がおっしゃる、
「一年目は本当に大変だったわ。」

普段からコーラスグループで
歌ってられる方もおっしゃる。
「第九は難しい。」

それでも、また翌年申し込んでいるのは
この一万人の第九に
なんとも言えない魅力が
あるからなのだろう。

同志3人の 目付きも変わってきたわ。
照れ笑いや苦笑いは相変わらずだが
強い意思を感じる。

次のレッスンが楽しみだ!

そして、
黒のロングスカートを
どこで購入するか。

悩みのタネである(笑)