一万人の第九への道 ④ | 松花堂弁当の様なブログ

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第3回レッスン 2017.9.7(木)15時~17時

「グーテンダーク!」

「グーテン…………」

あっ、出だしからつまづく(笑)

先生がステージに現れ
第一声が 「グーテンダーク!」(こんにちは)

油断も隙もありゃしない。

いやいや、今日は かなりのやる気!

なんと、一番前の席を確保。
同志3人のやる気の表れである。

何事にも変化は大切で
見る景色が違うと 心が触れる場所も変わる。

今日は先生の表情がよく見えて
それは、イコール 先生のベートーベンへの
熱意がダイレクトに伝わってくるのだ。

何故ベートーベンが この記号を
ここに使ったのか。
繰り返しの記号で済まさずに 何故
わざわざ音符を2度書いたのか。

そんな説明を聞くと
なんだか、ベートーベンがそこにいるようで
胸がジーンとする。

音符や単語の一つ一つを
大切に丁寧に 歌っていきたいと思う。

本当にそう思う。
嘘ではない。


ただ、気持ちと口が 一致しないだけである。

ピアノの伴奏が始まると
一気に流れるように曲が進む。

私は 楽譜を目で追いかけ
口元は 多分 半開き。
自信を持って歌えるところを
待つ、待つ、待つ。

歌い終わると
隣の同志と 「あはは」と
笑いあう。

これは、けして、ふざけているのではない。

出来ることが増えてきた充実感や
難しいと認識する箇所がわかることの喜びや

ハーモニーの美しさを知る喜びや
そして、少なからず自分も
その一員であることを体感する喜び。

そんな事が 「あはは」となって
表現されるのである。

二時間のレッスンは
あっという間に終わるけれど

中身がぎゅっと詰まったたい焼きの様で、
お腹いっぱいになって終わる。

一万人の内の一人だから
なんとかなるだろう…………。

そこには、自分を励ます気持ちと
楽観視する気持ちとが 
まだまだ交差する。

でも、一万人の内の一人だからこそ、
楽しんで ハーモニーを作り上げることの喜びを
味わいたいと そこまで
思えるようになったのは
大きな成長である。

次回のレッスンの目標?

もちろん 

「グーテンダーク」

を 元気よく言うことである!!



この位置に 座りましたよ(*^^*)