映画「ボブマーリーONE LOVE」観ました。 | おのののか的なアプリリリリア(晩婚だったな)

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人生の大半が親の扶養・介護だった夫婦です・・これからたくさん遊ぶぞ!!

映画は僕の大好きな「Get Up Stand Up」から始まります。

「起きろ!立て!キミの正義のために キミの闘いを諦めるな!」

激動のジャマイカで、ミュージシャンとしてのピークを迎えたボブ。

最も有名な「ONE LOVE」の歌詞にさえ、政治的?と思えるような一人の人としての明確な主義と主張があります。

 

「聖なる戦いのためにひとつになるんだ。
そうしたら破滅なんかしないさ。
チャンスを失った者にも哀れみの心を
創造主の神から逃れることなんて出来ない」

 

日本のベタベタナヨナヨしたラブソングに比べて、明らかな骨太なメッセージを感じます。

 

いろいろ僕も勘違いしてた部分もあって。

銃撃事件で亡くなった、と思ってたけど、36歳でガンで亡くなったんですね。

銃撃もされたはされたわけだけど。

 

ファッキンソング、だと思ってた「Jaming」でさえ歌詞のメッセージ性がスゴイ。

・・弾丸でも止められない 

僕らは媚びないし屈しない

僕らは売られないし買われない

みんなで権利を守るんだ

神の子よ 結束しよう

人生は金よりはるかに価値があるんだ

 

「解脱せよ、神の民によるムーブメントだ」と「Exodus」ではそのメッセージも鮮烈さに磨きが掛かる。

 

父親への想い、妻子への想い、音楽ビジネスの喜怒哀楽など描き方に賛否あるけど、とにかく劇中使用される曲はすべて名曲であり、激動の時代の中、揺るぎない非暴力と平和主義を貫いた歌詞と行動に、もう冒頭からウルウルきてしまったのはヨメには内緒。

40年以上経った今でもこれらの曲とともにボブ・マーリーの魂は語り掛ける。

とくにイスラエルのガザ侵攻や国内では自民の政治腐敗、人類の課題は基本的になんにも変わってない。

起きろ、立て、自分の正義のために。

 

国民的英雄であるジャマイカではほぼ国民の過半数が観てるそうで。

日本での興行がイマイチなのはちょっと残念。

くだらないアニメ映画やジャニーズが出てくるベタベタ映画観るくらいなら観ろよ~笑