まだ暑い日が続きますが秋季大会開幕まで1ヶ月を切ってきました。

時期的にもうある程度メンバーを固定しておかないといけないので、

明後日の早稲田戦がどんなメンバーになるのかとても気になります。

 

今回は新ルールとレフェリングについてフォーカスしていきます。

事前にお伝えしたように今大会から新ルールが適用される予定ですが、

大学ラグビーでどのルールが採用されるのかはまだ分かっていません。

戦術が大きく変わることがあるので1つ1つ検証してみたいと思います。

 

①ユーズイットのコールから5秒以内にボールを使う・・・△

春季で適用していたので秋季もこのルールは適用されると思いますが、

先月や先々月の日本代表戦では5秒以上かかっているように感じました。

ラックを縦長にしてSHがハイパントを蹴る従来の光景が見られました。

SHがタッチやハイパントなど戦術的なキックをするチームにとっては、

このルールが適用されるか否かは重要で戦い方が大きく変わってきます。

 

②スクラムでのフリーキックからスクラムを選択できない・・・〇

ただ1度目はよくても2度目になるとFKではなくPKになるので要注意です。

超速ラグビーの日本代表は2度目でもタップでリスタートしていました。

 

③クロックロール(クロコダイルロール)の禁止・・・〇

これも7月からの適用で下川選手がジョージア戦でレッドになりました。

ただTMOで明らかになったので大学ラグビーでは起こらないと思います。

(レフェリーの目の前であからさまにやったら笛を吹かれると思いますが)

 

④キックテニスを減らすことを目的としたキックオフサイド・・・△

これも前回説明しましたがキッカーより前にいるオフサイドの選手は、

昨年までは止まって前方に動かなければオフサイドになりませんでしたが、

今度からは後ろに下がる努力をしないと反則をとられることになります。

どの試合か忘れましたが代表戦でも1度だけこの反則をとられていました。

このルールはまだ浸透していないようなので不採用になるかもしれません。

 

⑤スクラムやラインアウトなどセットプレーの時間制限・・・×

キックのショットクロックはありますがセットプレーにはなさそうです。

 

⑥モールを2回ではなく1回止まったら出さなければいけない・・・×

 

⑦ラインアウトで競らない場合はノットストレートでもOK・・・×

 

⑤⑥⑦は試験的な実施に至ってないようなので適用されないと思います。

 

新ルールと思われるものは秋季大会の前に確認しておく必要がありますし、

勝敗を左右する重要なルールはアジャストしておかなければなりません。

大東にとって重要な新ルールは①④⑥あたりになってくるかと思いますが、

スクラムの反則からラインアウトモールでトライが失点のパターンなので、

モールディフェンスを徹底的に強化しておかないと上位は難しいと思います。

 

 

また試合巧者になるには相手チームだけでなくレフェリーの分析も必要です。

アドバンテージを長めにとる人もいればすぐに解消してしまう人もいますし、

モールのワンストップやユーズイットのコール、スクラムのコラプシングなど、

レフェリーひとりひとりに癖や特徴があるので強豪校と呼ばれるキャプテンは、

試合を優位な状況にするために密にレフェリーとコミュニケーションをとります。

 

あくまでも試合を裁くのはレフェリーなので相性が良いか悪いかは問題でなく、

その日のレフェリーに合わせる(アジャスト)ことが勝利への近道となるのです。

全てにへりくだれと言ってる訳ではなく毅然とした態度で臨むことも必要です。

試合に勝つためにあらゆる準備を惜しまずにやっておくべきだと思っています。