明日は大東×筑波を含めA,B,Cグループで8試合予定されています。

明後日から15人制トレーニングスコッドの菅平合宿がありますが、

招集されている帝京、明治、早稲田の選手は出場するようなので、

合宿には遅れて合流し来週の帝京×東海は欠場することが濃厚です。

 

U20日本代表も今日まで千葉でNZ遠征事前合宿を行っているため、

早稲田の矢崎君や京産の石橋君ら主力は春季大会に出場できません。

青木君や佐藤君は二足の草鞋、矢崎君や石橋君は三足の草鞋です。

矢崎君はコンディション不良により5/15から離脱しているようで、

招集されるのは名誉なことですが体調不良やケガしないか心配です。

 

先日、東洋×慶應を観ましたが東洋は良いところなく惨敗しました。

慶應のシャローディフェンスに最後まで為す術もありませんでした。

何度もインターセプトされたのでラインを深めに敷いてみたものの、

ゲインラインから20~30m下がるためなかなかゲインが切れません。

シャローの弱点を知っていればここまで酷くならなかったはずです。

執拗に背後の空いたスペースにキックすれば前に出られなくなります。

 


前回にリーグ戦と対抗戦の差は最適解な状況判断だと書きましたが、

東洋×慶應では色んな局面でそれが如実に表れた試合になりました。

個人的に最適解の状況判断と戦術の理解は同意語だと思っています。

私がレーダーチャートの5項目のひとつに戦術の理解を入れたのは、

ゲームの主導権を握りながら勝利するために必要不可欠だからです。

 

自チームと相手チームを分析しどんな戦術でいけば勝てるかを考え、

同じ失敗を繰り返さないよう修正する力を備える必要があります。

セオリーとは最善の方法・手段、スポーツでは戦術の基礎を意味し、

ノウハウとは特定の分野の実践的な知識や経験、スキルのことです。

ラグビーIQを高くするにはラグビーをもっと深く知ることです。

多くの試合を観て学んだりルールを正しく理解することも重要です。

 

先日のWR理事会で新ルールが7/1~施行されることが決まりました。

大学ラグビーではどのルールが適用されるのかまだ分かりませんが、

ユーズイットから5秒以内にボールを出すルールは始まっているので、

デッドタイムに関連するセットプレーの持ち時間を30秒にするとか、

スクラムのFKでスクラムの再選択はできないは採用されると思うので、

急ぐ必要はありませんが今のうちから慣れておいた方が良いでしょう。

 

 

また同日にレッドカード制裁プロセスの改訂についても発表しました。

20分レッドカードに関しては既にリーグワンでは導入されています。

以前に書きましたが私はフランスと同様20分レッドカードは反対です。

大学ラグビーも適用となるか協会の動きに注視していこうと思います。

 

 

 

明日の筑波戦のメンバーですがSOが伊藤君だったので注目しています。

足立君と伊藤君のHBがどうゲームをコントロールするのか見物ですし、

リザーブで初登録のLOチェズリン君がどれだけ働けるかも楽しみです。

筑波はダブルラインを敷くことが多いので組織的にしっかり守れるか、

26人が戦術を理解し正しい状況判断ができているかも観るつもりです。