15人制の今季初戦は惜敗しましたがまずまずだったと思います。
選手もスタッフも多少は手応えを感じたんではないでしょうか。
ただ反省すべき点も多々あったので次戦につなげて欲しいです。
大東大 | 東洋大 | |
35 | スコア | 36 |
5T5G | トライ・ゴール | 6T3G |
12 | ハンドリングエラー | 6 |
5 | ターンオーバー | 8 |
14(1) | ペナルティ(FK) | 16(1) |
4/6 | スクラム | 10/11 |
14/15 | ラインアウト | 11/14 |
5/12 | 22M侵入回数 | 6/13 |
大東大 | チーム名 | 東洋大 |
1/3 | 再獲得/コンテストキック(ミス) | 0/5 |
5 | ロングキック(ミス) | 8(1) |
17(2) | タッチキック(ミス) | 13 |
25 | 計 | 26 |
注目していた組織的な守備はある程度できていたように思います。
ラインはきれいに揃っていて飛び込まず間合いを詰めていました。
タックルミスはありましたが横の味方選手の連係がとれていました。
逆に東洋は守備練習をしてないのかよくギャップができていました。
6Tのうち2本はモールで押し込まれ1本はアンストラクチャーでした。
モールディフェンスは課題ですが練習すれば問題ないと思いますし、
モールワンストップのルールになればトライは防げるようになります。
守備は現状に満足せずもっとレベルを上げていけばいいと思います。
私が気になった問題点は昨季と同じミスで失点をしていたことです。
スクラムの反則が間接を入れると5あり多くが失点に絡んでいました。
東洋のノットストレートでスクラムを選択したのにスクラムで反則、
タッチでラインアウトになりモールを組まれてトライを許しました。
スクラムが劣勢だったのになぜ選択したのか私には理解できません。
例えルールの変更があってもセオリーなど変わらないものもあります。
ラグビーは陣取り合戦なのでエリアマネジメントが非常に大切です。
自陣だと失点の可能性が高くなり敵陣なら得点の可能性が上がります。
つまりずっと敵陣でプレーできれば負けることはないと言うことです。
エリアを4分割するとエリア別にどのキックが最適なのか分かります。
自陣の22m内側の危険地域はタッチキックかロングキックを使います。
自陣22m外側~HWまではハイパントか50:22を含むロングキック、
敵陣の22m外側のエリアは攻撃的なショートパントやグラバーキック、
敵陣の22m内側はグラバーキックやキックパスするのがセオリーです。
大東も東洋もまだシーズンが始まったばかりだからかもしれませんが、
危険エリアでもキックを使わずボールをポゼッションしていました。
帝京など強豪校は危険エリアはタッチキックでゲームを切っています。
セオリーを大事にし常にゲーム中は最適解な状況判断ができています。
小さい差のようでもリーグ戦が対抗戦に勝てない大きな要因なのです。
東洋は自陣22m付近でショートパントや危険区域でボールを回したり、
ロスタイムで負けているのにキープせずロングキックを使っていました。
大東は蹴り返しましたが帝京ならキープして時間をかけていたでしょう。
ベストメンバーにも関わらず大東に辛勝し大騒ぎしている東洋をみて、
東海のようなリーグ戦の雄になるにはまだかなり先の話だと思いました。
東洋はバテて足が止まっていましたが大東は運動量が落ちませんでした。
時間を誤ってしまい逆転を許したのは蓑洞主将が反省すべきだと思います。
レフェリーにあと何分か聞いて選手に大声で伝える責務があるからです。
後半13分にオト君がFBに入ったことで伊藤君のSOをみることができました。
数十分なのでゲームメイカーとしての能力がどれだけなのか分かりません。
伊藤君のランと守備のスキルを活かすには現時点ではFBが良いと思います。