いよいよ明日は熊谷ラグビー場で東日本大学セブンズ大会があります。

明日の熊谷は最高気温が26度らしいので熱き戦いを期待しましょう。

昨春のリーグ戦セブンズでペニエリ君が負傷し復帰が遅れたせいか、

登録メンバーに主力がおらず春季大会まで温存するのかもしれません。

事前のメンバーにはオト君と1年生のイサイア君とノア君がいたので、

どんなプレーをするか楽しみでしたが直前の修正で消えていました。

 

 

昔と違い現在は少子化で大学は全入時代だと以前ここに書きましたが、

多くの大学が生き残りをかけていろいろ考えて対策を練っています。

大学の主な収入源は授業料などの学納金、私学助成金などの補助金、

卒業生や企業からの寄付金で仮入学金や受験料も貴重な収入源です。

 

私立大学の収支状況

資料5 私立大学の収支状況 (mext.go.jp)

 

今年、日大の志願者数が2万人減ったことがニュースになりました。

受験料が35,000円らしいので単純にこれだけで7億円の収入減です。

更に日大は90億円交付されていた補助金を3年間もらえていません。

 

 

私学助成金が各大学でどのように使われているのか分かりません。

一般補助と特別補助があるらしく申請しない限り交付されません。

特別補助項目に国際交流の基盤として留学生の受入れとあるので、

スポーツ留学生の諸経費もここから捻出しているかもしれません。

今季日大ラグビー部に留学生の新入部員がいないのも合致します。

 

私学助成に関する参考資料

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/073/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2017/02/14/1381731_2.pdf

 

大東が全国的な知名度になったのは駅伝部とラグビー部の功績です。

スポーツ以外のことで大東の名前が挙がることはまずありません。

大学スポーツで地上波中継があるのは駅伝とラグビーと野球です。

認知度を高めるために運動部を広告塔にするのもひとつの手ですし、

これで志願者数が増加し入学者も増えれば生き残ることができます。

昨年就任した高橋学長もスポーツの面からの進化を語られています。

 

 

他にもスポーツ推薦を都道府県大会ベスト8レベルまで下げたり、

ラグビー部元部長だった中村宗悦前副学長の入学金延納の導入など、

大東に入学してもらうために大学側もいろいろ工夫されています。

 

 

同じく東洋もラグビー部を広告塔にしようと考えているようです。

3年前に川越市・パナソニックと地域振興等に関する協定を締結し、

(立正も昨年パナソニックとラクビー活動の包括連携協定を締結)

2年前は人工芝のグラウンドが完成し昨年から健康スポーツ科が開設。

 

東洋の新入部員を見るともの凄い補強で本気度が伝わってきます。

現在は留学生が8名ですが新たに留学生3名を獲得したので計11名、

ハーフの新入部員も1名加わり、ハーフ選手も計3名となりました。

更に驚きなのはうち6名が高校日本代表候補となっていることです。

 

2部にいた東海が力をつけて優勝13回とリーグ戦の雄になったように、

東洋もそう遠くないうちに東海のような強豪校になると思われます。

強豪校になる3つの条件①人材②育成③支援を満たしているばかりか、

日本一のクラブチームと提携し合同練習や試合をして強化しています。

 

有名私大が集まる対抗戦はスポーツを広告塔にする必要はないですが、

人気ないリーグ戦や関西Aは強くなって魅力度を上げるしかありません。