「3時のアッコちゃん」と「メトロのアッコちゃん」に、「シュシュと猪」そして「梅田駅アンダーワールド」という、4つの物語の短編集です。
何かしらのコンプレックスを抱えながら日々を過ごす女性が、とあるキッカケから人生が好転し始める、というストーリーがなかなか痛快で面白かったです。
前半の2つは、そのタイトルにもなっている「アッコちゃん(さん)」という謎?のパワフルな女性が、半ばお節介な感じで主人公の女性をサポートしていきます。少しネタバレですが、「3時の...」では会社の企画会議をアフタヌーンティーで盛り立てたり、「メトロの...」では出勤途中の地下鉄の駅でスムージーで元気付けたりします。その "半ばお節介" を通じて、日々働きながら人生を見つめ直すキッカケを与えてくれます。決して説教じみた物語ではないです(笑)
後半の2つの物語には「アッコちゃん(さん)」は直接登場しませんが、微妙に繋がっている雰囲気が出ていて面白いです。「シュシュと...」は神戸の岡本が、「梅田駅...」はそのまんま大阪・梅田の地下街が、物語のカラーに大きな影響を与える舞台となっています。
ちなみに 神戸の岡本はセレブな街 といわれているようですね、ワタクシ存じておりませんでしたスミマセン(笑) 梅田地下街は私も少し馴染みがありまして、ホワイティとか泉の広場、そうそう確かに複雑な地下街で迷うよなぁ、で今ネットで調べてみたら もうすぐ撤去されてしまう ようですね、ちとサミシイ。
後半2つは関西が舞台でしたが、では前半2つの「アッコちゃん」シリーズの舞台は、東京となります。ただし場所は特定されていません。どのあたりだろう、私の予想としては「3時の...」は渋谷~表参道界隈、「メトロの...」は永田町~国会議事堂駅あたりかなぁ、などと(物語とは直接関係ありませんが)風景を想像しながらアッという間に読み終えてしまい、面白かったです。
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