事件発生とその動機、あえてぼかされた最後の事件など、張り巡らされた伏線の謎解きはもちろんのこと、渋谷系女子高生をはじめ、広告代理店とその企画担当者、本庁時代の同僚警察官など、たくさんの登場人物に関するキャラクター設定が丁寧に描かれており、上質の娯楽小説としてとても楽しめました。
噂 (新潮文庫)/荻原 浩

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ところでこの噂という媒体?(空気?)による口コミ戦略やネガティブキャンペーンなどは当初、信憑性に懸念があると分かっていても、一度そういった雰囲気が巷に醸成されるとなかなか消えない強さを備えますよね。この小説の中にも WOM マーケティングがキーワードにあるのですが、日本にも現実に WOM マーケティング協議会 という任意団体があり、特に近年のインターネット、ソーシャルメディアのあり方を研究しているようです。初めて知りました!
小説本編とは関係ない話に脱線してしまいましたが、そのついでに。WOM = Word Of Mouth の略。ときたら、やはり Jaco ですね!この小説を読んでいる間、私の iPod ではヘビロテでした(笑)
Word of Mouth/Jaco Pastorius

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