噂 / 萩原浩 | mfcs's favorite things

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純粋なる音の繋がりは、人にどこまで感動を与えることができるのでしょう... とりあえず私の場合はこんな感じです。

渋谷をホームグラウンドとする女子高生達の間で流れた「噂」に酷似する複数の殺人事件を追う、元本庁、現所轄の小暮巡査部長(40代後半?男性)と、本庁の名島警部補(?代女性)の活躍が中心に描かれた推理小説です。
事件発生とその動機、あえてぼかされた最後の事件など、張り巡らされた伏線の謎解きはもちろんのこと、渋谷系女子高生をはじめ、広告代理店とその企画担当者、本庁時代の同僚警察官など、たくさんの登場人物に関するキャラクター設定が丁寧に描かれており、上質の娯楽小説としてとても楽しめました。

噂 (新潮文庫)/荻原 浩

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ところでこの噂という媒体?(空気?)による口コミ戦略やネガティブキャンペーンなどは当初、信憑性に懸念があると分かっていても、一度そういった雰囲気が巷に醸成されるとなかなか消えない強さを備えますよね。この小説の中にも WOM マーケティングがキーワードにあるのですが、日本にも現実に WOM マーケティング協議会 という任意団体があり、特に近年のインターネット、ソーシャルメディアのあり方を研究しているようです。初めて知りました!

小説本編とは関係ない話に脱線してしまいましたが、そのついでに。WOM = Word Of Mouth の略。ときたら、やはり Jaco ですね!この小説を読んでいる間、私の iPod ではヘビロテでした(笑)

Word of Mouth/Jaco Pastorius

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