有効成分はウソ? 『偽薬』が人気の理由「効かないことに価値がある」 ≪続きを読む≫
11月30日(月) 7:30 提供:ORICON NEWS
全く効果のない薬が話題だ。かつて製薬会社で働いていた水口直樹氏が開発した偽薬『プラセプラス』。有効成分は入っておらず、医薬品ではなく薬の形をした食品である。……
開発者のプラセボ製薬代表・水口氏に聞いた。
■臨床試験で“偽薬”でも効果が出ることに着目 医療費軽減の可能性も
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【水口さん】かねてから医療費が高騰していることに問題意識を感じていて、今何か手を打たないとこの先さらに苦しくなると思ったんです。……
――製薬会社で働く中で、薬に対する問題を感じていらっしゃったのでしょうか?
【水口さん】医薬品で利益を得ることを考える以上、医療費を抑えようと言うよりは、どうしても売れる薬を作ろうということになります。利益を追求すればするほど、社会問題が拡大する可能性は感じていました。医療費高騰の問題は、誰が責任を持って抑制しようとしているかというと曖昧で、誰も自分事としてとらえていないように感じます。
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――これまでに、水口さん自身が“プラシーボ効果”を強く実感された経験はありましたか。
【水口さん】医薬品は臨床試験を経て販売に至るわけですが、その際効果を比べて検証するんです。例えば血圧を下げる薬で、偽薬と比べてどれだけ下がったかを比較するのですが、偽薬でも必ずと言っていいほど数値が下がる結果が出るんですよね。ほとんど効果の差がない場合もあります。それでも、さぞかしちゃんと効果があるかのように薬が販売されていることも多々あるんです。
――そうしたことから、医薬品の効果よりも気持ちから治る可能性を感じていたのでしょうか?
【水口さん】そういうわけではなくて、……本来は薬の飲みすぎや効きすぎを、効かないもので抑えることが狙いです。
……
■これまでの“だますもの”から、きちんと「偽薬」と伝える“オープンラベルプラシーボ”へ
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――業界内でも偽薬の受け入れ方が変わってきているのでしょうか?
【水口さん】それは感じますね。『病は気からを科学する』という本がプラシーボ効果をポジティブに捉えていたり、医療応用を視野に入れていて、イメージはかなり変化していると思います。今までプラシーボ効果は、患者さんに本物を飲んでいると思い込ませるという考え方でしたが、今はラベルを隠さずに偽薬だと伝えるオープンラベルプラシーボも出てきています。
……
――今後、偽薬をどのように利用してほしいですか?
【水口さん】今は物珍しい商品として取り上げられていると思いますがが、もっと普通なものとして、どのドラッグストアでも売っているようになればいいなと思っています。例えば、数字のゼロって何もないことを表す数字ですよね。大昔はゼロを使わない社会で、そこにゼロを持ちこんだら大きな反発があったそうです。でも今は普通にあって、なくてはないものとして受け入れられ広まっている。それと同じことが偽薬にも起こると良いなと思っています。
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薬を飲むと安心する。そういう人は一定数います。
薬が効くということは、多かれ少なかれ、何らかの副作用があるもの。
『プラセプラス』を服用することで、本人の身体にもいいし、医療費削減にもなり、一石二鳥ですね。
水口さんが話された数字の0の話。
何かと引用できそうなので、孫引きさせてもらいたいと思います。
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