1月28日(火) 17:10 提供:マイナビウーマン
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■ねぎらいの言葉の基本は「感謝すること」
シンプルにいえば「相手の努力や労力に対して感謝すること」です。なにか嬉しいことをしてくれたときに言葉にするものですね。
さらに細かなニュアンスを語るなら、
・そこそこ大きな労働のときに使う
・目上の人には失礼なニュアンスもある
この二点に気をつけるといいかもしれません。
つまりテーブルの醤油をとってくれただとかの小さな行為や、会社の上司にむかって「ねぎらいの言葉」をかけるのは、ちょっとだけマナー違反になるわけです。
ただ言葉はアメーバのような生き物です。日々、使われ方を変えます。貴女が心から感謝を伝えたいなら──ねぎらいだろうがなんだろうが──それは言葉にすべきです。
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感謝を伝えられて嫌な人はいません。相手が嬉しくなる言葉を探しましょう。相手の顔もほころぶはずですよ。
■相手を救う「ねぎらいの言葉」7選
◇(1)「つらかったよね」
相手の心に刺さるフレーズです。
というのも、誰だって、何かを成しとげるときはつらい思いをしているから。誰だって、どこにも言えない感情を秘めているものです。
だからこそ「それが何かはわからないけど、あなたのつらさを感じましたよ」という意味になるわけですね。すごく優しい言葉だと思います。
◇(2)「『疲れた』って言ってくれていいからね?」
これもストロングなセリフです。
なぜか現代社会において、作業をした人間は「あまり疲れた感をださないこと」という謎の風潮があります。おそらく相手に迷惑をかけるからでしょう。ふわっとしたマナーみたいなものです。
だからこそ逆張りするのです。
ここでは「疲れた!」と本音でいてくれていいんだよ、と。その包みこむ姿勢が相手の心にぐっとくることでしょう。
◇(3)「よかった」
たった4文字。
言葉にするとこれだけ。しかし、これが海のように奥深いのですよ。
よかった、というのは「それまで心配や応援をしていたけれど、邪魔にならないように声をかけなかった。心から嬉しい」というニュアンスを示すことになるからです。
これは相手にどう思ってもらおう──といったフレーズではありません。むしろ真逆です。貴女自身の心からポロッと漏れたピュアな声ですよね。
だからこそ胸を打つわけです。
◇(4)「自分にはわからないですが、想像できないくらい大変だったんだろうと思います」
この言い回しもおすすめできます。
特に「自分にはわからないですけれど……」という言いはじめの部分です。
結局のところ、相手が、どれほど苦労したかを本当に知ることはできません。だからこそ安易に「大変でしたね」と言葉にしない、という優しさもあるはずです。
むしろ「自分にはわからない」と認めてしまいましょう。逆説的ですが、だからこそ心に響くこともあるのではないでしょうか。
◇(5)「お疲れさまでした」
定番中の定番です。
この言葉のいいところは「目上の人に使ってもOK」なところです。……
◇(6)「…………」
時に沈黙も有効です。そう、黙って傍にいてあげること。
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本質的に大事なのは「言葉」でありません。貴女が相手のことを想っている、それを相手にしかと伝えることなのです。言葉はその手段でしかないのです。
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◇(7)「私はよくやってる」
やや変化球ですが、最後にこれも紹介させてください。
というのも「ねぎらいの言葉」は貴女自身にかけることもできるからです。忘れがちなことですが、すごく大事です。
どうか貴女自身にも優しい言葉をかけてあげてください。
■思いが伝わらない態度とは? ねぎらいの注意点
プレッシャーと戦い、大きな何かを成し遂げた人の心はセンシティブです。安易な言葉や態度で接すれば、逆に傷つけてしまうことだってあるのです。
相手をねぎらうときに忘れていけない注意点をいくつかお伝えしておきます。
◇(1)自分のテンションだけ上がっている
思いを伝えるとき、全般にいえることかもしれません。
いわば空気感のミスマッチ。伝えようとテンションが上がるあまり、相手と温度差が生まれているパターンです。ドン引きされたり、妙に冷静になられたりしても困りますよね。
とにかく、いきなり全力投球しないこと。
何かを語るときには相手のペースを感じてください。そのペースのなかで伝えようとしてみてください。すると相手にとって伝わりやすいトーンになるはずです。
◇(2)全部伝えようとしてしまう
これも失敗あるあるです。
こちらの思いが強すぎるあまり「言いたいことを全部言葉にしてしまう」わけです。
相手からするとなかなかのプレッシャーになります。言葉は悪いですが、ちょっとだけ重いというわけですね。
言葉は、相手がどう受けとるかです。こちらがスッキリできるかではありません。
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ある程度のシンプルさを心がけるのも嗜みであります。
◇(3)何を伝えたいかを思い浮かべておく
上のようなミスマッチを避ける方法をお伝えします。
それは「あらかじめ伝えたいことを考えておく」というものです。
当たり前に感じるかもしれません。しかし、案外できている人は少ないのですね。めんどくさいし、喋りたいときに、心のままに喋るほうが気持ちいいから。
とはいえ言葉は相手に伝えるためのものです。そのために心を尽くすのは悪いことではありません。本当に伝えたいことほど、ちょっと時間をかけてみてはどうでしょう。
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しかし、ひとつだけ忘れてはならないことがあるはずです。
それは「何を言葉にしたか」ではなく「何を言葉にしようとしたか」が大事だというもの。
誰かの結婚式をイメージしてください。喋りの上手な司会者のスピーチよりも、たどたどしい(ときにセリフすら忘れてしまうくらいの)新婦のお父さんのスピーチにもらい泣きしそうになりませんか?
本当に伝えようとした言葉は、上手くなくても、相手の心に響くはず。結局のところ、これが、たったひとつの真実なのかもしれません。……
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私自身は、「ねぎらいの言葉」を意識したことがなかったのですが、自覚せずに実践していることもあるし、なるほどな~と思うところもありました。
皆さんも参考になりました?
そして、私は、ひとつ決心しました。
最期に「私はよくやった」と言える人生を送ろうと。
私は「ありがとう」という一言で人生を終えたいと思っていますが、その前に自分も褒めたいです。
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どうもありがとうございます。感謝のうちに。
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