順天堂・小林弘幸教授語る残暑疲れ「疲れているときこそ動こう」 ≪続きを読む≫
9月7日(土) 15:50 提供:web女性自身
「酷暑が続く季節が過ぎた秋口には“残暑不調”で悩む人が増加。だるくてやる気が出ないからといって動かないで過ごしていたら、さらに体調が悪化してしまう。ひいては慢性疲労症候群や全身の不調を招きます」
そう語るのは『女性自身』連載「血流講座」でおなじみの、順天堂大学医学部の小林弘幸教授。新著『疲れたら動け!』(クロスメディア・パブリッシング)が話題になっている。
ところで、残暑不調とは? 「酷暑、エアコンの効いた室内と室外の温度差、睡眠不足、冷たいものの飲みすぎなどは、自律神経を大きく乱します。そのダメージが体に蓄積し、だるさや疲れが取れなくなるといった不調が、残暑を迎えたあたりに出てくるのです」
残暑不調の症状でとくに目立つのが「慢性的な疲れが取れない」「だるくてやる気が出ない」だという。
「自律神経の乱れは血流を悪化させます。なんとなく疲れている感じが残り、動けなくなります。しかし、体を休ませると血流がさらに滞り、肩こりや冷え、むくみなどを招くのです。血流の悪化で全身の細胞に栄養や酸素が行き届かなくなります。胃腸の働きも悪くなったり、免疫力が落ちたりすることで、高血圧や糖尿病、心疾患や脳疾患など重篤な病気を招いてしまうのです」
……
「体を動かすことで、自律神経のバランスが整い、血流も改善します。血流がよくなると、体内に蓄積された疲労物質や老廃物を取り除くスピードも上がる。さらに運動不足による筋肉の衰えを防ぐだけでなく、体を動かすことで心身ともにリフレッシュされてストレスも軽減。睡眠の質も向上するのです」
疲れるのは、体ではなく自律神経なのですって。
体が疲れているわけではないのだから、「疲れているときこそ動こう」は、理にかなっていますよね。
自律神経を整えることで、よい睡眠を確保できるようになれば、疲れもとれます。
残暑疲れを感じられる方は、是非、体を動かしてみてください。
ちなみに、私は、夏バテとも残暑疲れとも無縁です。
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