クリック率が450%アップ! AIは「コピーライター」の仕事も奪う? ≪続きを読む≫
8月29日(木) 19:00 提供: GETNAVI
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米JPモルガン・チェース銀行は7月末、広告制作にAIコピーライターを使用することを発表。
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同行は、AIを使った制作企業であるPersadoと広告制作の5年契約を結んだことを発表しました。PersadoはAIが作ったコピーを広告に使用し、2016年から行われていたパイロット試験でクリックスルー率が450%も伸びた成果を出したのだそうです。
PersadoのAIコピーライターは、タグ付けされた言葉が100万以上あるデータベースを使用するうえ、データサイエンスや計算言語学、機械学習を活用して、ウェブマーケティングに最適な言葉を生成します。マーケティングの目的に最適な言葉を作りだし、マーケティングの成果を出しているのだとか。
JPモルガン・チェース銀行のCMOは「主観的な判断や経験則からマーケティング担当者がこれまでに使わなかったようなコピーを、AIコピーライターは作る」と述べています。
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日本の広告業界でも進む
AIコピーライター使う動きは、日本の広告業界でも見られます。19年5月に日本マクドナルドが行った期間限定販売の「改名バーガーズ」のプロモーションでは、AIコピーライターが使われ話題となりました。
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また、インタビューをもとにした記事を執筆する場合、ライターは録音した内容をまずテキストデータにする「テープ起こし」という作業を行います。結構時間を要する仕事なのですが、これをAIが行ってくれるサービスも様々なものが開発されてきているんですね。
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コピーライターというと、クリエイティブな人間の仕事、というイメージがありましたが。
でも、マーケティングという視点からみると、膨大なデータから適切な言葉を選び出すという点では、AIの得意分野ですよね。
「テープ起こし」は、面倒くさい作業。
これをAIがやってくれると、作業効率が大幅にアップします。
一通りテープ起こしをしてもらったら、その後、読める文章に整えていくのは、人間がやっていい。
私はPTAの書記時代に経験しましたが、録音をそのまま文章に起こしたのでは、読める文章にならないのですよ。
その場で聞く分にはいいのですが、話し言葉には繰り返しが多く、主語、述語も曖昧です。
その場にいない人にもわかりやすく伝えるには、趣旨を変えずに「作文」する必要があります。
でも、一番大変な作業は、テープ起こしですから。
AIによって、利便性がどんどん高まっていくことは、確かだと思います。
AIによって奪われる仕事もあるでしょう。
でも、AIにはできない、これから生まれる仕事もあるでしょう。