【間違った敬語】新社会人必見「拝見」の正しい使い方はどれ?
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3月28日(木) 20:15 提供:ananWEB
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そこで今日は、東進ゼミナール 可児本校 塾長・北浜健市さんと一足先に“社会人の基本!正しい敬語の使い方”を学びましょう。
問題
上司から「俺の作った資料を見ておけ!」とメールが。返信時に、適切な言葉づかいは?
(1)拝見させていただきます。
(2)拝見申し上げます。
(3)拝見いたします。
(4)拝見します。
正解
(4)拝見します。
(1)~(3)の間違いポイント
(1)「拝見させていただきます」は、謙譲語の「~ていただく」の前に「させる」という使役の助動詞がついた言葉です。
自分が何かをするときに相手(立場の上の人)の許可を得たり、それによって恩恵を受けたりすることに恐縮する気持ちを表します。上司から資料を見ておくように指示があったのを、再び許可を得る必要などありません。
また、上司から送られた資料を見るのに恐縮する必要もありません。よって、この場合の返答として、「拝見させていただきます」は不適切です。
(2)「拝見申し上げます」の「申し上げる」は「言う」の謙譲語です。
「拝見」(=資料を読むこと)と「申し上げる」(=言うこと)を同時に行うのは不自然なので、「拝見申し上げます」も間違いです。
(3)で使われている「拝見いたします」の「いたします」も「する」の謙譲語です。「拝見する」+「いたします」は二重敬語になります。
二重敬語は回りくどく、相手に丁寧すぎる印象を与えてしまうため、「拝見いたします」も不適切な表現です。
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「資料を見ておいてください」と後輩から依頼された場合の答え方
後輩や部下に対してまで、「拝見します」という言葉を用いるのは不適切です。後輩や部下から「資料を見ておいてください」と依頼されたときは、「後で目を通しておきます」とか「見ておきます」、「内容を確認します」と答えるようにしましょう。
2,007年に文化庁が発表した『敬語の指針』によれば、「させていただく」は次のように定義されています。
・ 自分が行うことが相手、または第三者の許可を受けている
・ 自分が行うことによって恩恵を受けると言う気持ち、または事実がある
「~させていただきます」という言葉はよく使われますけど、実は誤用されていることが多い、というわけです。
でも、「見れる」など、本来「見られる」という言葉が「ら抜き言葉」として違和感がなくなったり。
言葉も世につれ、ですからね。
「~させていただきます」についても、上記の定義以外の使用が市民権を得るかも。
でも、新社会人の方々は、まずはオーソドックスな敬語をマスターしましょう。
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