東大生が考える「他人の気持ちに目を向けた方がいい理由」 ≪続きを読む≫
8月11日(土) 8:31 提供:日刊SPA!
商品やサービスを開発する、採用面接を受ける、商談をする――。こうしたときには、「相手の気持ちを考える」ことが必要だが、どうしても自分の価値観にとらわれてしまいがちだ。しかし、『東大式習慣』の著者で、「日常のあらゆることをゲーム化する」という効率術を提唱する西岡壱誠氏は、他人の視点を捉えた多角的な思考力を鍛えることは可能だと語る。生活のなかで誰でも気軽に取り入れられる、思考力を高めるためのトレーニング法とは?
◆なぜ、他人の気持ちに目を向けた方がいいのか?
「人の気持ちを考えて行動しよう」という言葉はありふれたものですが、これは真理だと思います。そのほうが合理的な行動が取れますし、論理的で多角的な思考力が鍛えられる。……
タスクをこなしていく上でも、多角的な思考力は必要です。たとえば、商品や作品をつくるときにも、ひとりよがりにならず、ウケのいいものを作ることができるでしょう。このように仕事の成果をあげるためにも、他人からの目線を想像する習慣を身に付けたいところです。
◆相手の立場に立つことを”ゲーム”として楽しむ
もっとも「他人の視点に立つ」ということはとても重要ではありますが、簡単にできるわけではありません。僕も、お年寄りに席を譲ろうとしたら「俺はそんなに年じゃない!」と怒られてしまった経験があり、難しさを実感しました。
こうした問題をなくすためには、「別の人間の立場に立ってみる」という経験が必要です。そのために僕が考えた方法が、「立場逆転ゲーム」というもの。まずはルールを説明しましょう。
ひとつめのルールは、「その日1日で出会った人の中から、5人を無作為に選ぶ」というものです。家族でも、友人でも、電車の隣に座った人でも、買い物をしたレジの人でも、街で見かけた外国人でも、誰でもいいので選んでみましょう。
次のルールは、「その5人が、『自分のことをどう見ているか』を考えてみる」ということ。相手の目になって考えてみてください。
そして、最後のルールが「考えて、自分の中に改めるべき点を1つでも見つけたらゲームクリア!」です。たとえば、友達との会話の中で「こういう言い方をすると、少し傷付いたかもしれない」という発言を見つければゲームクリアと考えてください。制限時間は「1日」です。
このようにして1日に5人の「別の人間の立場に立ってみる」という経験を積むと、自分の行為を客観的に見えてきて、多角的な目線を得るのに非常に役立ちます。
ご飯を食べるときにご飯を作った人の気持ちを考えたり、本を読むときに著者の気持ちを考えてみたり、服を着るときにその服を作った人の気持ちを考えてみたり……。すごく些細なことでも、発見がたくさんあるはずです。
なるほど、「仕事の成果をあげるためにも、他人からの目線を想像する習慣を身に付けたい」わけですね~。
ゴーイングマイウェイタイプの私は、むしろ人からどう見られるかを意識しないようにしてきたので、ただ今、発想の転換中。
「1日に5人の別の人間の立場に立ってみる」ゲーム。
いきなり5人はハードルが高いので、3人くらいでチャレンジしようと思います。
「自分のことをどう見ているか」を想像するのは、ちょっと怖いですけど。
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