数値化すればストレスは活用できる! メンタリストDaiGoが教えるメンタル強化術(2)【連載】 ≪続きを読む≫
6月26日(火) 20:00 提供:レタスクラブ
1週間に1回、自分の感じているストレスを数値化してみませんか? ストレスの限界レベルを10、ほぼ気にならないレベルを1とし、1週間ごとにチェックしてみましょう。ストレスがどのように変化しているかわかれば、自分が上手にストレスを使えるようになっていることが実感でき、ストレスが役に立つということがわかります。
人間の心理に詳しい『ストレスを操るメンタル強化術』の著者でもあるDaiGoさんに解説してもらいました。──全4回のうち第2回目をお送りします。
■ まずはマインドセットでストレスの見方を変える
ストレスには、体をむしばむ効果も確かにありますが、一方で自分を奮い立たせて集中力を上げたり、テストのスコアを上げたり、免疫力を高めたりする効果もあるということが、最近の研究によってわかってきました。
そして、ストレスを味方につけるためには、ストレスをいい方向にはたらかせる必要があります。そのためには、ストレスに対する考え方、感じ方を変えていくこと。これによってストレスの中に希望を見出していけばいい。これが、マインドセットです。マインドセットを介入させることによって人の行動は変わり、行動が変わることで、目標の立て方や物事の選択の仕方も変わっていきます。……
■ ストレスは数値化して活用せよ
マインドセット介入には、シンプルで効果の高い方法がたくさんあります。たとえば、スタンフォード大学のグレゴリー・ウォルトン教授が提唱しているのは、新しい考え方を定着させるための、こんなマインドセット介入の方法です。
ここでは、「ストレスは自分の役に立つ」という考え方を定着させたいとしましょう。まずはこの考え方を受け入れた上で、そこからストレスの変化をチェックしていきます。サイクルは1週間に1回程度でいいので、自分が感じているストレスを数値化してその推移を見るのです。
ストレスの限界レベルを10、ほぼ気にならないレベルを1として、たとえば第1週の人間関係のストレスが9だったとしましょう。それでもがんばって、「ストレスは自分の役に立つ」という考え方で1週間を乗り切ったら、第2週には8ぐらいになった。もう1週間たったら6になり、さらに5になって……というように、自分の中でのストレスの経過をチェックしていくのです。
こうすることで、「ああ、自分はどんどんストレスを上手に使えるようになっていくな」と実感できます。すると、「ストレスは実は自分の役に立つ」という新しい考え方を定着させることができるのです。
新しい考え方を定着させるためは、自分の変化を数値化しながらチェックしていく。シンプルですが、確実にマインドセットを変えてくれるエクササイズです。
■ 苦手な人、イヤな相手は利用価値が高い
ストレスの源はいろいろありますが、特に避けがたく、厄介なのは人間です。イヤな仕事だったら断ることもできますし、うまくサボることも場合によっては可能ですが、ストレスを与えてくる人はそう簡単に排除するわけにはいきません。
そこで、ストレスを与えてくる人に対処するマインドセット介入の出番です。自分のストレス要因になっている苦手な人、イヤな相手を、「ストレスを与えてくれる人」と言い換えてみるのです。もちろん、心の中でです。
この言い換えだけで、「ストレスを与えてくれる人がいるおかげで、ストレスを活用する練習ができる」、という考え方ができるようになります。つまり、苦手な人、イヤな人を利用することによって、ストレスを強みに変えることができるということです。こうなると、今までは大げさに言えば「脅威」だった相手が、自分を変えるための材料にすぎない、ということになってしまうわけです。
もちろん、こういう人は、上手にスルーできるのならしてもかまいません。ただ、避けたり意識から遠ざけようと努力するよりも、その人が与えるストレスを自分の中で自分の強みに変えることができるほうがより効率的です。何より、相手を利用するという意識でかかれれば、もう何も恐れるものはなくなります。ストレスのもとになるような相手こそ自分にとっては好都合なのですから。
今になって気づくことですが、私はかつていじめられていたときに、無意識のうちに同じことをやっていたのだと思います。小1から中2までいじめられていなければ、私は今、メンタリストになっていなかったでしょう。著作やコンサルティングなどを中心とした自由な働き方、思い立ったら急に海外に行ったりできるような生活はしていなかったでしょう。
あのころいじめられていなかったら、こうしてメンタルを強化する方法論を読者のみなさんに発信することもなかったはずです。その意味では、いじめてくれた人、いじめを見て見ぬふりをしてくれた先生が今目の前に現れたら、感謝してもいいくらいです。
もちろん、いじめられたことは過去の私にとってはトラウマになるレベルの体験です。だからこそ、その体験に意義を見出していくことがいかに大事かということは、実感としてよくわかります。その上で、科学的にも証明されている方法でもあるわけですから、このマインドセット介入は自信を持っておすすめできるのです。……
ストレスを数値化し、苦手な相手は、自分を変えるために利用価値の高い存在だと考える。
はい、私も実践していきたいと思います。
やはり、物事は、受け止め方、考え方次第。
過去に起きた事実は変えられませんが、解釈は変えることができます。
そして、今これからも変えることができますよね。
ストレスを上手く活用していきましょう。
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