5月24日(木) 8:35 提供:日刊SPA!
…… 自分自身はもちろん、子どもに漢字を覚えさせようと思ってもうまくいかない人がほとんどではないか。
だが、昨年そんな常識を覆すように大ヒットを記録した『うんこ漢字ドリル』(文響社)。……
◆うんこの次は怪談……!?
そんななか、怪談・オカルト研究家として知られる吉田悠軌氏が書き下ろした一行怪談を例文に使用した『一行怪談漢字ドリル 小学1・2年生』(幻冬舎)という本が出たらしい。うんこに負けず、怪談も子どもたちが好きなネタの代表といえるだろう。……
<(りか)室のおくには ボクそっくりの人(たい)もけいがおかれていて、ときどきボクに「かわって」とささやいてくる>
※実際は()内のひらがな部分を漢字で書き取り。以下同 ……
<夜の学(こう)には、ボクたちにそっくりな(ひと)たちがこっそり通っているそうだ> ……
<いつからか、ボクらの(きょうしつ)の上を、大きな人食い(どり)がゆっくりとび回るようになった>
<その(とり)の(はね)にはどくがあって近よれないので、みんなだまってじゅぎょうをつづけるしかない>
<今日も大きな(とり)は、クラスのだれをつれさるか(かんが)えながら、ボクらの上をとび回っている>
書き取りの練習にはもちろんだが、文章を読むだけでも楽しめそうだ。著者の吉田氏は、同書の見所にかんしてこう話す。
「まず私が提唱している『一行怪談』は、一つの文だけで成立させる怖い話のことです。一文小説(One-Sentence Novel)という文学ジャンルがあるのですが、その怪談限定バージョンですね。そして『漢字』というのは一文字の中に様々な要素がからみあっている言語表現なので、短く凝縮された『一行怪談』と相性がよいのではないかと考えました。一つの漢字から多くの意味や関係性が想像・連想できるように、例文一つ一つも一回解いて終わりではなく、様々な解釈で読み直してもらえると嬉しいです。
また今回の怪談をつくるにあたっては、問題用の漢字から発想を広げていくようにしました。私と同じように『この漢字からはどういう不思議な文章が想像できるかな?』と考えることは、その漢字についての広く深い理解を助けてくれると思います。この本を参考に、子どもたちが(大人たちも)漢字をお題にした『一行怪談』をつくってみるといいかもしれません」 ……
私個人的には、『うんこ漢字ドリル』には少々抵抗感があるのですが、この『一行怪談ドリル』はとてもいいと思います。
あぁ、私の子育て時代にこんな漢字ドリルがあったらよかったのに!
何事もアイデアと工夫次第ですね。
目のつけどころが肝要だと痛感しているところです。
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