新任マネージャーは「扱いの難しいクセモノ部下」とどう接するのが正解? ≪続きを読む≫
5月24日(木) 16:30 提供:新刊JP
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そこで役に立つ一冊が 『リーダーシップのなかった僕がチームで結果を出すためにした44のこと』(佐藤達郎著、加納徳博イラスト、実務教育出版刊)だ。……
■自分の意識を「プレーヤー」から「リーダー」に変える方法
著者は「リーダーシップは天性の才能ではなく、“考え方”や“スキル”」だと述べている。
それによって、チームのメンバーが能力を発揮できるような環境を整えること、その能力をひとつの方向にまとめあげること、チームとしての成果を挙げることがリーダーシップの在り方なのだという。
そこで第一に心得るべきことは、「自分はプレーヤーではなくリーダーである」ということだ。……
リーダーであることを自分に意識させていくには、普段から「うちのチーム」を主語にして話すよう心がけるといい。このクセをつけると自然とチーム主体の考え方に変わる。また、同時に部下から「この人はチームのことを考えて動いている」と感じてもらえるので一石二鳥の方法だ。
■扱いが難しい「曲者部下」は味方につける
新任リーダーにとって厄介なのが曲者部下の存在だ。
スキルやモチベーションがないわけではなく、力はあるが扱いが難しい部下には二つのパターンがあるという。
・年齢が近い等の理由で、リーダーを認めておらず、反抗的で指示に従わない。
・異なる専門性を持っていて、その部分でリーダーを出し抜こうとしたり、試そうとしたりする
そんな曲者部下に有効なアプローチは、力を認めた上で、上下関係をハッキリさせることだ。
曲者部下の力を認め、本人にも周囲にも表明する。その上で、「決めるのは自分だ」と怯むことなく行動でハッキリ示す。この二つは、セットで行うことが大事なのだ。
時には曲者部下と戦わないといけない場面も出てくるだろうが、そこは戦ってでも戦力と活用するほうが得策だ。扱いが難しいからと曲者部下を野放しにしておくと、チームはまとまらないことを肝に銘じておこう。
■トラブル対応では「指示の数」を減らす
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トラブル対応におけるリーダーの振る舞いの鉄則は次の3つだ。
・「グチ禁止」「怒鳴り禁止」
・「解決」だけに集中する
・「指示の数」を減らす
まず「グチ」と「怒鳴り」は絶対に厳禁。グチっても問題は解決しないし、怒鳴れば部下は萎縮して動きが止まるからだ。その上で、部下への叱責や反省の促しなどは後回しにして「解決」に集中する。
意外に見落としがちなのが三つ目の「指示の数」を減らすことだ。切羽詰まった状況で大量の指示を出すと、ミスが誘発されるので、問題解決に最も必要な1つか2つに指示を絞ることが大切だという。……
いますよね。プレーヤー意識が抜けないリーダー。
なるほど、「うちのチーム」を主語にしてい話してもらうと、いいのか。
主語を変えると、思考も変えやすくなりそうですね。
でも、トラブル対応時に、「『指示の数』を減らす」というのは、結構、難しくありません?
大量の指示がミスを誘発するのはわかるけれど、自分の頭で物を考えないマニュアル世代に、指示を減らして対応できるのかしらと、ふと心配になります。
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