遊びの達人所ジョージ、他人の評価に頓着しない『無関心力』 ≪続きを読む≫
5月3日(木) 8:40 提供:ORICON NEWS
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■次々と「長寿番組」が終了する中、見渡せば所ジョージの“独壇場”に
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■芸人? シンガー? 所ジョージは「一体何者」? 視聴者を惹きつける“謎のおじさん”感
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ただ、どんな分野でも一定の評価を得ながら、そのシーンでトップになろうという“執着”は感じられない。
今でも多くのレギュラー番組を持ちながら、その実「カンペは見ない」と公言するなど、TV局側の意向に染まる気もない。そんな“力の入っていない”自然体な進行だから、所のアンチは極端に少なく、子どもからお年寄りまで“全方位的”に支持されている点は特筆だ。実際、ネットの声を拾うと「人生を謳歌するっていうのを体現している」、「人を貶めないから安心して見ていられる」、「常に自然体で見ていて疲れない」といったポジティブな声がほとんどなのだ。……
■所ジョージを形成した赤塚不二夫の「面白グループ」 座長っぽくないのはタモリの系譜?
そんな自然体のスタイルが支持される所だが、17年1月11日に行われた『人生で大事なことは〇〇から学んだ』(テレビ朝日系)の会見で「デビューしたときからずっと視聴率を気にしていない。いい番組をやっている自信があるから、それでいいんじゃないかな」と、視聴率や他人の評価に対する“こだわりの無さ”を飄々と語っている。……
実は、そこには漫画家・赤塚不二夫を師匠とするタモリの系譜があるという。79年頃、赤塚を中心とした「面白グループ」といわれる集まりがあった。芸人・歌手・俳優から放送作家までメンバーは様々。……
本グループに所属していた所は、それを「くっだらないことをしてる大人だ」と思って見ていたのだという。しかし、実際は赤塚やタモリが見せる「仕事をしない」、「仕事で遊ぶ」という姿勢は所の“土台”となっており、師匠筋からの影響を如実に受けていることが伺える。
■お笑いBIG3・明石家さんまも憧れる、TVで“力を抜く”所ジョージの凄み
…… 明石家さんまも15年9月26日放送のラジオ『ヤングタウン土曜日』(MBS)で、所のこだわりのなさについて次のようにコメント。
「たまに所さんとタモリさんは羨ましい時がある。『ようこれだけ力が抜けるな~』っていう。俺たち(さんまとビートたけし)はでけへんねん」と、力を抜いて仕事をしている両者への畏敬の念を隠さなかった。
所本人も番組作りについて、頭で考えた“机上の空論”ではなく、“暮らしを見せること”が大事だとORICON NEWSのインタビューに答えている。「指示されたことをやるだけなら、ボクじゃなくていい。どれだけ“暮らし”をいっぱいやっているか、その人の話を聞きたい」と、生活感のあるリアリティを大切にしていると語っている。つまり、所にとって必要以上に作り込んだ演出や、タレント自体の気負いは“リアルではない”という感覚なのだろう。
また、2015年4月3日放送の『あさイチ』(NHK総合)で所は、「なりたいものになるんじゃなくて、なったものが自分なんだよ。なりたいものを求めるんじゃなくて、そこで楽しく暮らせよってことだよ。そしたらやがて、勝手に夢が出てくるから」と発言。赤塚が『天才バカボン』で描いた「これでいいのだ」の自己肯定感を元に人生を歩んできたことを明かしている。
つまるところ、所の最大の武器は、他人の評価を気にせず「これでいいのだ」と自己肯定する『無関心力』。……
マルチタレントであり、大御所であるはずなのに、その辺を醸し出さずに、いつも自然体。
もともとミュージシャン出身だから、笑いをとろうとはしない。
視聴率も気にせず、力を抜いて、仕事をしている。
だからこそ、老若男女安心して見ていられるのであり、強みですよね。
それでいて、「指示されたことをやるだけなら、ボクじゃなくていい」という言葉から、自分の立ち位置をきちんと考えているようで、さすがです。
「指示されたことをやるだけなら、ボクじゃなくていい」
これ、名言だと思いません?
私は、とても感銘を受けました。
そして、「他人の評価を気にせず『これでいいのだ』と自己肯定する『無関心力』」、いいですね。
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