コミュニケーションより「没頭」 自分のやりたいことができる人になる条件とは? ≪続きを読む≫
4月13日(金) 18:00 提供:新刊JP
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職場でも学校でも、良くも悪くも協調性や足並みを揃えることが美徳とされがちだ。しかし、そんな枠にとらわれず、集団から抜け出し「ひとり」になれる人は大きな成果を手にする。
『ひとりでも、君は生きていける。』(学研プラス刊)の著者、金川顕教氏もその一人だ。……
――本書にも「ひとり」でいることのメリットが数多く挙げられていましたが、改めて「ひとり戦略」のメリットを教えてください。
金川:周りの友人や同僚や家族の言う事や、その人たちが言う常識にとらわれず、自分のやりたいことや目標に向かえることです。人から誘われたり、人のために時間を使ったりすることがなくなるので、目標のために努力する時間も増えますし、いい意味で人から影響されなくなります。
人に惑わされずに、最短で結果を出せるのが「ひとり戦略」最大のメリットですね。
――「ひとり戦略」の始まりはどこにあったのでしょうか?
金川:私は中学の頃は野球部で、チームメイトと一緒にいるのも好きだったので部活の後に遊んだりもしていたんですよ。それから、音楽をやり始めるようになったんですが、そこから変わっていきましたね。
音楽って、楽器を弾けるようになるのに必要な練習だったり、楽譜を覚えたりすることって基本的に一人じゃないですか。そこで、ひとりで向き合った方が、結果が出ることに気付いたんです。
何か一つのことに打ち込んで、没頭できるものがある人は「ひとり」になれると思うんです。……
――たとえば、学生時代、一人で勉強しようと思ったときに特別な場所はありましたか?
金川:勉強は、予備校かカフェとかファーストフード店に行ってやっていましたね。
家で勉強するのが嫌いなタイプで、周囲に人がいる環境がいいんですよ。だから、予備校の自習室の一番前に座って、そこにいる人たちに監視されながら、できるだけトイレも行かないで黙々と勉強していましたね。
人に見られていると「やらなきゃ」とか「軽く見られたくない」っていう気持ちが湧くんです。
家で勉強をしているといくらでもサボれてしまうので、監視されているという意識が持てる場所に行っていたんです。そこで一番前に座ってひたすら勉強して「あの人、すごく熱心に勉強しているよね」と思われるように居ることが好きだったので。
一番後ろに座っていると、トイレに行きたくてすぐに席を立ったりしてしまうんですけれど、一番前だと部屋を出るときに皆に見られるじゃないですか。その回数が多いとあんまり勉強していないように見られてしまうので(笑)。
別に周りの人たちに勝ちたいとかじゃないんですが、そうすると集中できるんですよね。
イメージや雰囲気は結構大事だなと思っていて、勉強に没頭していると「あの人すごく勉強していて受かりそうだな」という空気になるんです。そういう雰囲気が出てくると、良い情報が入ってきたり、頭のいい人が声をかけてきてくれたりするんですね。それは勉強にもプラスになることだったので、いかにその空気を作るかは大事だと思います。
――勉強もそうですが、ひとりで何かを黙々とやるのは、時に辛くなる時もある気がしますが、何か工夫されたことなどはあったのでしょうか?
金川:正直に言ってしまえば、本当は勉強しないで大学行きたかったですよね(笑)。
本来、仕事というのは「人がやりたくないことを代わりにやってあげること」だと思うんです。だから元々、すごく楽しい仕事というのはないんじゃないかなって思っていて。そこで、仕事仲間でも仕事の内容でも、報酬でも会社名でも、何かしらでやりがいを見つけて、つまらないことでもいかに楽しめるかというところを工夫することはありましたね。
公認会計士試験の勉強をしているときの話で一番わかりやすいのは、模試の順位です。私の通っていた会計士試験の予備校は、週に3回、朝の7時半からテストがあったんですよ(笑)。
それでトップを獲るとか、良い点が取れていたらテンションも上がります。
男ってゲームが好きじゃないですか。その感覚で「良い点を取って勝つぞ」みたいな気持ちでやっていました。
他にも「試験に受かったらこうなる」という想像をするとか、受験仲間で点数が悪かった人がジュースを奢るとか。小さいかもしれないですけど、そういうゲーム性みたいなものを入れていきました。
意外にこれが出来ない人が多いんですよね。勉強も仕事も、基本的にはつまらないことなので、ひとりで何かをやるときに、それをいかに楽しめるかはかなり大事だと思います。
「本来、仕事というのは『人がやりたくないことを代わりにやってあげること』だと思うんです。」という言葉は、目から鱗。
「勉強も仕事も、基本的にはつまらないことなので、ひとりで何かをやるときに、それをいかに楽しめるかはかなり大事」というのは、本当にそう思います。、
私が社労士受験生時代に「るんるんりかちゃん」というペンネームをつけたのは、面白くない受験勉強をるんるん気分でできるように、という願いから。
その路線はずっと踏襲していきたいと思います。
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