PTAってそもそもなに? #今さら聞けない基礎の基礎
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1月30日(火) 6:30 提供:ママスタセレクト
「役員決めが憂鬱」「働いていると専業主婦の役員とギクシャクする……」などなどいささか気が引ける話題が先行しがちなPTA。……
しかしそのまえに、そもそもPTAとは、どういう組織なのでしょう? ……
日本における「PTA」とは
PTAは英語で Parent-Teacher Association の略、すなわち保護者と教職員による団体です。すべての子どもたちのためのボランティア活動を本来の目的としています。児童・生徒・園児は支援の対象者であり、PTA会員には含まれていません。
またPTAは任意加入の団体であり、加入や脱退については特に義務付けされておらず、保護者や教員の判断で自由に行うことができます。またPTAは、やろうと思えばだれでも団体を設立・解散することができます。……
PTAとは、元々はアメリカのある個人が自発的に行ったものなのだそう。日本では、明治時代から主に金銭のサポートが目的の保護者たちによる団体の活動が存在したという説もありますが、現在のような形のPTAが発足したのは戦後のことです。
今でもたびたびPTAに関する議論がありますが、
『父母と先生の会(PTA)は、児童生徒の健全な成長をはかることを目的とし、親と教師とが協力して、学校および家庭における教育に関し、理解を深め、その教育の振興につとめ、さらに、児童生徒の校外における生活の指導、地域における教育環境の改善、充実をはかるための会員相互の学習その他必要な活動を行う団体である』
(昭和42年6月23日文部省社会教育審議会報告より)
のように、これまでもPTA活動の悪い点を改め、より良い活動への改善案が国から通達されてきました。
PTA活動内容は、子どもたちの「学業支援」や「暮らしのサポート」
活動内容は教育機関や地域によって、多岐に渡ります。……
PTA活動で園や学校に出入りすれば、子どもたちがどのように過ごしているかを見ることができる機会となります。特に小学校や中学校では、保育園や幼稚園と比べて親が学校に行く機会は減るので、子どもの様子を知る貴重なチャンスとなることでしょう。……
PTAの組織
PTAには上部組織として、たとえば「交易社団法人 日本PTA全国協議会」などがあります。さらに下部組織として、各都道府県や政令指定都市、地域ブロックごとのPTA連合会があり、各都道府県や政令指定都市のPTA連合会の下にさらに、“単位PTA”と呼ばれる教育機関ごとのPTAがあります。……増加傾向にあるので、PTA活動が結果的に教諭の負担を軽減している面も否めません。……
かつて私は、息子の通う小学校のPTA会長、区の連合協議会副会長、都の理事を仰せつかりましたが、正直に言って、上部団体ほど楽でした。
なぜなら、単位PTAにかけるエネルギーの半分は、人間関係。
でも、組織で人にうまく動いてもらう経験を積んだことは、管理職になったことがない私にとって、とても貴重で、よかったと思います。
子どものためにと引き受けたPTA活動でしたが、結果的に自分のためになりました。
そもそもPTAに関わる人は、基本的に自分から手を挙げたわけではないので、嫌々ながらのスタートが多いです。
でも、最後に、皆さんおっしゃいます。「やってよかった」と。
私が思うPTA役員のメリット。
その1。先生とも親しくなり、子どもの様子がよくわかる。
その2。学年を超えたお母様方と仲良くなれる。
特にひとりっ子の場合、情報収集ができて、いい。
その3。社会性が身につき、仕事に活かすことができる。
ちなみに、「長」のお役のいいところは、自分のスケジュールが優先できること。
私は、子育て世代の方には、PTA活動をお勧め。
子どものため、学校のため、自分のため、いわば三方よしだと思います。