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＜1月19日(金) 17:10提供：マイナビウーマン＞
昔大好きだったファッション雑誌に、ひときわ笑顔のまぶしい女の子がいた。彼女の名前は、長澤まさみ。
…… この取材で初めて対面したとき、なんて穏やかな空気感を纏う女性なんだろうと思った。まるで彼女のまわりだけゆっくりと時が流れているような、不思議な雰囲気。……
2018年1月20日公開の主演映画『嘘を愛する女』でも、アラサー女性特有の不安や葛藤をリアルに演じている。……
「由加利のように、恋愛に悩んで仕事に支障をきたしてしまうのもあまりよくないですよね。私自身は、仕事は仕事と割り切って、きっちりやるタイプです」……
もし私たちや由加利のような女性が、長澤さんに悩みを相談したら、どんな言葉をかけてくれるのだろう。聞くと、彼女はちいさく笑いながら答えてくれた。「相談してくる時点で、自分の中で答えは出ていますよね」と。
「右か左か、という道があった場合、どちらに進むべきなのか。それを相談してくる時点で、自分の中で答えは決まっているはず。みんなと同じ道を歩みたい人もいれば、自分の道を貫きたい人もいますよね。その背中を押してほしいのだと思うので、私は『そうだね』とひたすら話を聞いてあげます。何事も、決断するのは自分自身だから」……
「由加利のような年代の女性たちが、壁にぶつかっても必死にもがいて乗り越えようとする姿は、私もすごく共感できます。人間がその年ならではの悩みに向き合う姿って、とても綺麗ですよね。一度きりの人生だから、怖がらずにいろんな体験をしたほうがいいと思います」……
仕事は別として、私は、人に相談事はしません。
そうそう、「悩みを相談する時点で、答えは決まってる」のですもの。
人に背中を押してほしいと思ったこともないので。
学生時代から、恋愛は恋愛、勉強は勉強、とけじめをつけ、夫婦喧嘩をしても、自宅の玄関のドアを閉めたら、仕事モードになる切り替えの早いタイプ。
もともと悩む時間は非生産的で、もったいないと思っているので、あまり悩まないというか。
自分の手で何とかできないことに関しては、スルーしてしまう。
でも、「人間がその年ならではの悩みに向き合う姿って、とても綺麗ですよね。」という言葉を目にして、私は自分を恥ずかしいなと思いました。
悩みに向き合わず、嫌なことから逃げている私。
でも、やっぱり逃げ続けたい……。
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