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<提供:新刊JP>
…… 8年後には、日本国内で123万人の仕事がなくなるかもしれない。……
人工知能(AI)やロボット技術は今や大きく前進し、大規模な「テクノロジー失業」を引き起こすことが予想されている。そして、多くの科学者や経済学者が、もはやその事態は不可避だと考えているようだ。
この問題を経済学の立場で解説した一冊が↓だ。……
仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること (講談社+α新書)/講談社

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■「アルファ碁」に見る人工知能のブレイクスルー
2016年には、世界最高峰の囲碁棋士李世ドル九段が。2017年には人類最後の砦と言われた世界最強の棋士柯潔(カケツ)九段が、グーグルの開発したAI「アルファ碁」に敗北した。
「囲碁は人間のほうが有利」という神話が崩された背景には、AIの分野で「ディープラーニング(深層学習)」という技術的なブレイクスルーがあったからだ。
ディープラーニングは、AIが自ら学習し、自ら物事を理解することを可能とした。……
「アルファ碁」は、膨大な数の先人たちの棋譜から、定石を学び、打ち手を勉強していったのである。
このブレイクスルーは、囲碁棋士だけでなく、全世界の仕事に影響を与える問題だ。
コンピューターの情報処理能力は、人間のそれを大きく上回る。そこに自ら学ぶ「ディープラーニング」が加わるとどうなるのか。
たとえば、職場において「能力の高い営業社員とはどんな人間か」をあらゆる情報から学習したAIは、人間の管理職よりも的確な評価や最適な指示を与えられるようになる。
自動運転システムも「ディープラーニング」により、周辺状況の認識や対応を学習する精度が高まり、人間以上に安全な運転が可能になりつつあるという。
■実際に、どんな仕事が消滅するのか
まず、「AIやロボットによって自動化される仕事」だ。
タクシーやトラックのドライバー、一般事務員、銀行の窓口や受付などがこれに該当する。
次に「仕事の大半が自動化されるために素人でもできるようになる仕事」だ。
これは主に「オペレーター」に分類される仕事である。
工場のマシンオペレーター、建設機器のオペレーターなどである。……
さらに「知性が必要だとされていたが、AIのほうが正確にできるようになる仕事」だ。
銀行の融資担当、会計士や税理士、保険の審査担当、経営コンサルタント、弁護士助手などの仕事は、ビッグデータを処理、分析できるAIのほうが、正確な判断を下せるようになる。
それだけではない。「そもそも必要なくなる仕事」が出てくる可能性がある。
たとえば、自動車保険業界がそうだ。AIによる自動運転が始まれば、自動車事故はほとんど起きなくなるだろう。……
世の中には、「今のビジネスの仕組みだから必要な仕事」は多い。
予想だにしない「仕事消滅」も起こり得るかもしれないのだ。……
「残業時間削減」
そんなことを必死にやっていた時代を懐かしく思う時代が来るのでしょうか。
「人手不足」
その言葉の意味もわからない世代が増えていくのかもしれません。
これまでは、ある仕事がなくなっても、同時にまた新しい仕事が生まれていたのが常。
今回もそれはそうでしょうが、仕事が剥奪される人間の数と新しい仕事に就ける人間の数が、あまりにアンバランスすぎます。
私が思うには、だからこそ、ワークシェアリングのため4時間労働で、夫が子育ても介護もするのが普通。
価値観の転換があり、新たなるパラダイムで社会が回る、そんな時代を期待したいと思います。
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